断熱その1
断熱に関する基本知識編
「断熱」は「住み心地」を見極める上でも最も重要なキーワードです。
そして、「断熱」を理解するためには、これまでお話させて頂いた
すべてのキーワードの総まとめが必要となります。
ここではまず「断熱」を考える上でまず知っておくべき知識と
次にどのような断熱の方法」選択すれば「住み心地」のよい家になるのか
を検証していくことにします。
(おことわり事項)
ここでお話させて頂く「断熱性」の話は本州以南(沖縄を除く)
における仕様と限定させて頂きます。
Ⅰ.断熱とは
「断熱」とは、熱が「伝導」や「対流」 更には「放射(ふく射)」によって
伝わることを防ぐことであり
それを実現するものが「断熱材」です。
一般的には、「伝導」を防ぐことを「断熱」といい、JISでも定義されています。
また、「放射(ふく射熱)」を防ぐ場合には「遮熱」と言います。
Ⅱ. 断熱材とは
「断熱材」とは「熱伝導」を抑える障壁の働きをするもので、
「熱伝導」の低い素材が用いられます。
「気体」は分子密度が低いため 熱伝導性は低いですが、
「対流」を起こすことから熱を伝える媒介として機能してしまいます。
逆に「固体」は分子密度が高いので「対流」しないのですが、
今度は「熱伝導」を起こしやすくなります。
「液体」は「熱伝導」と「対流」を起こすことから、熱伝達性が高いので
断熱をする上では、極めて不適当である。
以上のような性質から 現在利用されている断熱材は、
「対流」を起こさせないように固体の中に気体の小泡を多量にもつ素材
が広く利用されています。
Ⅲ. 建材としての断熱材
主な断熱材を列挙してみると・・・
◎繊維系断熱材(綿状の断熱材)
(鉱物系)
○グラスウール(最安価、耐熱性、耐久性、吸音性)
○ロックウール(安価、耐熱性、耐久性、高い吸音性)
(自然系)
○羊毛断熱材(吸湿性、難燃性、リサイクル性、有機化合物吸着性)
○セルロース断熱材(低環境負荷)☆難燃材を含ませてある。
◎発砲樹脂系断熱材(板状の断熱材)
○ウレタンフォーム(高い防水性)
○フェノールフォーム(高い断熱性)
○ポリスチレンフォーム(樹脂系では安価、軽量、耐水性、難燃材付加)
◎住宅用断熱材は断熱性能によるランク分け
熱伝導率の高い順(数値が小さいものほど優れています。)
Aランク0.052~0.046 W/mK(最低ランク)
Bランク0.045~0.041 W/mK
Cランク0.040~0.035 W/mK
Dランク0.034~0.029 W/mK
Eランク0.028以下 W/mK(最高ランク)
熱伝導率とは、ある物質について、
熱の伝わりやすさが示された値のことです。
物質の両面に1度の温度差があるとき、
1㎡当たり1時間に伝わる熱量が熱伝導率として表現されます。
RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
RECOM新築用web http://www.recom.ne.jp/