本日はポイントの2つ目「残工事」についてです。


「残工事」とは請負契約書で約束した工事が残っていることです


当たり前に考えれば 工事が残っていれば「完成」ではないし

もちろん「引渡し」は工事が全て終わってからということになるはずです。


請負契約の場合 「引渡し」を受ける時には、

工事の残代金の受け渡しもなされるはずですから、


残工事があれば残代金の支払いも工事が全て終わってから・・・と

なるはずです。


しかし、「実は そうなっていない」から問題があるのです。


何故なら 住宅会社は「引渡し」するときには、

工事代金の全額の集金をしてしまうからなんです。


これでは、建築する人が心配・不安でも 仕方ありません。


ただし、理想の完全引渡しでなく、

仮に「残工事」がある状態での引渡しであっても

直ちに 残りの工事を完了してくれたのであれば

大きな問題ではないかもしれません。

一応 約束通りと言えるかもしれません。


しかし、「残工事」の問題は、

お客様がいったん入居なされますと 

その処理が非常に遅いことに

大きな問題があるのです。


建築期間中は、お施主(お客様)が住んでいらっしゃらないので

工事人はいつでも 自分の都合の良い時に現場に行って、

工事を行うことができます。


ちょっとの仕事が残っている時は、他の現場の終わった後に

ちょっと現場に行って処理をすることも可能です。

もちろん処理は速やかに行えます。


しかし、お施主(お客様)がいったん入居された後だと、

そういうわけにはいきません。


お客様は工事人が休みの土日に来てほしいと

おっしゃるかもしれませんし、


工事人の都合が良い時は 逆にお客様の都合が

つかないこともあるでしょう。

このように、入居後の「残工事」は処理が何倍もの時間と

段取りの労力がかかるため スムーズに進まない

ことが多いのです。


まして、決算期に引き渡しを受ける物件の数は、

通常より多いわけですからなおさらです。


いつまでも「残工事」の処理をしてもらえず、

「ひょっとして忘れているのでは・・・」と心配したり


お客様だって忙しいので いつまでも工事を

してもらえないのでは 腹も立つことでしょう。


そりゃそうです。

もう、お金は払ってしまっているんですから・・・爆弾


仮にいい打合せで いい設計でいい家になっていたとしても 

「終わりよければすべて良し」にして
もらえなければ 満足度も大きく低下してしまうのです。


「残工事」でさえ、処理が遅いこんな調子では

不具合の処理 アフターメンテナンスも心配になって
きます。


さてここで「残工事」と一言でいっても 一般的には 

広くいろいろな意味が含まれています。


請負契約に含まれる工事が残っているのは純粋な「残工事」


工事は一応されているが、お施主(お客様)が立会検査で

不合格を出した工事は「不具合」ともいいます。


また キズなどの処理は[補修」といいます。


キチンと現場管理がなされている現場なら 

「不具合」「手直し」「補修」も

最少レベルで済むのでしょうが、


工事監督が不慣れだったり、ベテラン監督でも

タイミングよく現場確認ができていない場合には 


「残工事」だけでなく 「不具合」「手直し」も

非常に多くなってしまいます。


次回は

③施主が見つけた「不具合」「手直し」のすべてが 

入居までに処理できるのか?

についてお話させて頂きます。



RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
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