○気密性を確保する外張断熱用
断熱材「SCフォーム」 について
SCフォームの見本を見てもらいながら・・・
まず、断熱材を触ってみてください。
表面がつるつるしています。
この断熱材は内部と表面の密度を変えて作ってあり
表面部分は密度が高くしてあります。
それは、断熱材の継ぎ目に気密テープが
しっかりとくっつくように わざわざ外断熱住宅用に
つるつる(スキン層状態)に仕上げてあるからなんです。
同じ外断熱工法でも、表面がザラザラしている断熱材の場合
気密テープはしっかりくっつきません。
くっつきが悪いと 気密テープがはがれやすいんです。
気密性能が出にくいし、長期的に見て場合、
地震が起こったときなどに はがれて性能が劣化しやすいのです。
これがソーラーサーキットの家の長期に渡って
気密性能が維持される秘密の一つなのです。
(SCフォームの材質とその性質について)
SCフォームの材質は 押し出し式発砲ポリスチレン
(発砲ポリスチレンB板3種)(R=0.028)です。
ちなみに外断熱に用いられる断熱材は他にもございます。
例えば、ウレタンフォーム(硬質ウレタン板2種1号 R=0.023
ネオマフォーム(高性能発砲フェノールフォーム R=0.021)などです。
断熱性能(R) だけをみればこれらの断熱材の方が優れています。
下記の表参照
(表のR値 熱貫流抵抗で 数値が小さいほど断熱性能が
優れていることを示します。)
しかし、この2つの断熱材
(ウレタンフォームとネオマフォーム)の高い断熱性能も、
万が一吸水してしまった場合には、
断熱性が大きく劣化してしまいます。
特に ネオマフォーム(フェノールフォーム)の場合は
吸水性が高いため
住宅建材以外の用途では 生け花の時に使う
オアシス(剣山)としての用途もあるくらいです。
フェノールフォームの用途については
こちら 右一番下に注目→ http://www.jpfa.org/youto.html
建築途中の雨や、完成後であってもも結露や漏水など
様々な要因で断熱材が濡れてしまう可能性は否定できません。
その場合 この2つ断熱材では、
自慢の断熱性能が大きく低下してしまう恐れが
あるのです。
まして地面の中に断熱材を埋めてしまう基礎の外断熱工法
には用いることはできません。
それに対して、ソーラーサーキット工法でもちいる
SCフォーム(押し出し式発砲ポリスチレン)は耐圧強度があり、
ほとんど吸水をしませんので、
吸水による断熱性の劣化がないこと
が大きな特徴です。
●基礎の外断熱を可能にする断熱材
「カネライトフォーム」について
基礎断熱に使うSCフォームについては
スキン層(表面のつるつる)のないタイプの
押し出し式発砲ポリスチレン(カネライトフォームという)
を使用します。
吸水性のないSCフォーム(カネライトフォーム)の性能のおかげで、
断熱材を安心して地面に差し込む基礎外断熱工法が
可能になっているのです。
SCフォーム(カネライトフォーム)は断熱性能が
一番高いわけではありませんが、基礎外断熱を実現ために
まさに適材適所 トータル的にバランスがとれた断熱材と言えます。
そうか!!発砲ポリスチレン系の断熱材を使用すれば
基礎を外断熱することができるんだ。
ということがここまでの説明でわかったとします。
しかしそれだったら、なぜ 基礎の外断熱に
取り組まない住宅会社があるのだろう?
と質問があがりそうですね。
実は、基礎の外断熱を実現する場合に解決しなくてはならない
もう一つの大きな課題があるのです。
その問題の解決が技術的・コスト的にできないために
多くの住宅会社では基礎の外断熱を断念しているのが実情なのです。
その課題とは何か?ご察しのよい方は
もうお気づきの方がいらしゃるかもしれません。
そう、シロアリ対策の問題です。
シロアリ対策に技術的に自信のない会社は
基礎の外断熱をあきらめています。
それでは、ソーラーサーキットの家では
どのようにシロアリ対策をしているのでしょうか?
基礎外断熱を実現するシロアリ対策に
続く。
RECOM㈱代表取締役
「あなたの健康は家が決める」
著者 田中勇一
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