本日は ソーラーサーキットの家が どのようにして結露の発生を防いでいるのかについて綴って参りたいと思います。



ソーラーサーキットの家は結露の発生をどのように防いでいるのか

 「ソーラーサーキットの家」(略してSCの家)とは、冬場は高気密・高断熱の建物となる性質をもち、夏場はアウターサーキットとインナーサーキットの二重の通気層で熱気と湿気を排出する性質をもつ「外断熱・二重通気工法」の家です。
ソーラーサーキットの説明HP→ http://www.schs.co.jp/page02.html

結論から先に申し上げると、ソーラーサーキットの家の場合 室内のサッシ周りの結露 および 壁体内部の結露 その両方に縁がありません。

その理由ですが、ソーラーサーキットの家のサッシ部分は高い気密性と断熱性を保つために、室内外両方ともに樹脂製の樹脂サッシ(SCウインド)を標準採用しています。
そのため 室内の湿った空気がサッシ枠に触れても、よほどのことがない限り水蒸気が結露する温度( 露点)まで下がりません。
寒かったこの冬もそうでした。 
その結果 サッシ部分での結露が発生しないようになっているのです。
SCウインドの詳しい説明→ 次のHPのの2番 http://www.schs.co.jp/page06.html#label4  


次に 壁内部の結露については 二つの側面から考える必要があります。

①十分といえるだけの断熱性能をもっているか。

②もう一つは断熱の位置の違い です。


①について 室内の湿った空気が構造体壁内に侵入して 断熱材の中に入ったとします。断熱材はその名の通り熱抵抗が大きい材料なのですが、全く熱を通さないわけではないので、湿った空気は断熱材の中で徐々に冷やされます。
ここで十分といえるだけの断熱性能をもっていない断熱材の場合 結露を発生させ断熱性能や構造体を劣化させます。
十分な断熱性能を有している場合(高断熱な断熱材)の場合は、結露を発生させずに断熱材を通過します。
ということは ここでのポイントは「十分といえるだけの断熱性能をもっているか」ということです。

(参考)

十分な断熱性とはここでは 次世代省エネ基準を満たしている断熱性能です。

次世代省エネ基準 →
 
http://www.ibec.or.jp/pdf/index.htm


②について 断熱の位置の違いです。

 ソーラーサーキットの家は柱の外側から板状の断熱材を貼る外張り断熱(外断熱)工法になっています。特徴は 基礎 壁 屋根まですっぽり外側から断熱する完全外断熱工法であることです。
外張り断熱工法の場合、柱と柱の間に断熱材が入る充填断熱工法と異なり、結露点が構造体の外側になります。
そのためなんらかの原因で万が一結露が発生するような状況になった場合でも、大切な構造体(柱や梁・筋交等)を濡らす心配がないようになっています。

完全外断熱工法と 充填断熱工法との違いは→http://www.schs.co.jp/page03.html

また板状の断熱材は押出法発泡ポリスチレン製のSCフォームで、これは吸水性がほとんどないので吸水にともなう断熱性の劣化がないことも特長です。

また柱と柱の間(インナーサーキット)の空間は空洞ですので、いつも通気性がよく万一なんらかの要因で壁体内が水で濡れる(水漏れ・雨漏り等も含む)ことがあっても速やかに乾かすことができるようになっています。

SCの家は壁体内の通気があることで、構造体はいつも乾いた状態に保つことが出来るので、建物はいつも健康でいられるのです。


「結露の発生をどのように防いでいるのか」については以上です。 


今日は 結露の発生を防ぐためには 断熱性を高めることが必須で さらに構造体内を通気させることでリスクをヘッジできるということを説明させて頂きました。 また構造体内を通気させることが  建物の長きにわたる健康を維持するのに役立つことを綴って参りました。


さて次回は 建物が長く健康であることが 人間の健康にいかに役立っているか について綴って参りたいと思います。お楽しみに

RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
RECOMweb http://www.recom.ne.jp/