本日は、変化する社会情勢の変化の3つ目のテーマ これから期待の高まる 「自然の力を利用する住宅」について綴っていきたいと思います。

・自然の力を利用する住宅

 これまで見てきたように住宅を取り巻く環境を地球環境的な立場から見ると、今後は、使い捨てタイプの住宅は建築することを許されなくなるか、建築することがはばかられるようになるでしょう。
そして当然これから求められる住宅は徹底的に省エネルギー型でなくてはなりません。
自然派の住宅を希望する建て主様がいらっしゃいますが、その場合建築素材が天然素材というだけでなくエネルギー的にも是非自然を利用して欲しいところです。
自然の良いところは自然からの恵みとして大いに活用し、自然が厳しく感じる場合には、出来るだけ負荷の小さな方法で凌げる住宅。
具体的には太陽光発電・風力発電などが思い浮かびますね。  

ここでは地球がそもそももっている「地熱」を活用した住宅を提案してみたいと思います。
地熱の温度は井戸水(地下水)をくみ上げてみると、その温度を簡単に知ることができます。
井戸水は昔「夏冷たく・冬暖かい」と言われたものですが、一年を通じて15℃前後の温度があります。
真夏に15℃の水はかなり冷たく感じ、真冬に15℃の水ならかなり暖かいと感じます。
普段あんまり気にしていませんでしたが、実は地球は人間にとってこんなにも都合がよい温度をもっているのです。
 しかし残念なことに、現在多くの住宅ではこの地熱の活用が進んでいません。
コストの問題もありますが、建て主様の多くがあまりご存知ないからでしょう。
建築時に基礎を外断熱する工法(ソーラーサーキット工法)を採用することで地熱を十分に利用することが可能になります。
建築時にコストをかけて作っておけば、後は追加コストをかけずにずっと利用し続けられますので、長い目でみればかなりの省エネ効果がありお得です。
またこの地熱の利用は太陽光発電や風力発電のように故障や経年劣化に伴う機械の入れ替え交換の必要もなく、建物ある限り永久に使えるという点も魅力です。


RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
RECOMweb http://www.recom.ne.jp/


次回からは 「長く住まえる住宅造り」を語る上で 最大の山場である 「構造」に関するテーマを綴っていきたいと思います。なるべく優しく解説していきたいと思います。こちらもお楽しみに!