私(田中聡子)が1月に読んだ本を何冊かご紹介。好みが偏っていますが(笑)
■人は見た目が9割 ---新潮新書 竹内一郎
これは暮れに新幹線の中で読む本として買った1冊。衝撃的!?な見出しに思わず手に取った。紀伊国屋の平積みになっていてよく売れているよう。漫画も描く、舞台演出もする著者が言葉を使わない、つまり「見た目」コミュニケーションともいえる表現の影響力を書いている。漫画なども題材になっているだけに分かりやすく、しかも経験則に従い大きくうなづいてしまう。例えば「いい男の悪事は許せてしまう」とか(笑)学校で「人間は見た目で判断してはいけません」という道徳を教え込まれた私たちにとっては多少罪悪感のある「真実」を見る思いだ。面白いです。
■真砂屋お峰 ---有吉佐和子
きっかけは、実は林真理子さんの着物の本。この真砂屋お峰にでてくるお峰の贅を尽くした衣装比べが面白いと記述があり、つねづね読んでみたかったのだが本屋になく、Amazonで購入。時代小説なのだが、切り口がべたべたとせずスパッとしていて江戸気質を感じるような・・・私は有吉さんの文章が好きなようだ。実は老舗の真砂屋を分け合って「潰す」ために、法外な無駄遣いをするのである。女だったら家が傾くほど衣装で贅沢というのは(空恐ろしくもあるけれど)あーやってみたいなーと思うことだろう。
■地唄・三婆 ---有吉佐和子
有吉さんの著書ということではこちらの方が有名かもしれない。短編集で気の短い私向きだ。地唄は処女作だそうだがとてもよかった。絵が見えるようだ。三婆は・・・壮絶で女の私にはかなり恐かった。おお、怖い、自分もそんなおばあさんにだけはならないように・・・。