キヤノンのDemi EE17 参号機です。
今回はこちらの個体のテスト撮影結果の紹介です。
いよいよ真打の登場です。
シリアル番号は 619505 です。
この個体の分解&修理の記事は以下の通りとなります。
今回使用したフィルムはFUJICOLOR ASA100
挿入時の電池の電圧は1.551Vでした。
参号機のレンズのコンディションは四台の中で最高、否私が現在までに入手した個体で最高のコンディションかもしれません。
そんな事を頭の片隅に入れておいてから見ていただけると幸いです。
まずはお約束の自宅の窓からの撮影です。
パッと見他の三台と殆ど変わらないように見えますが、拡大して見ますと東京湾を超えた千葉県側に建ち並ぶビルのディテールが判別できます。
他の三台ではここまで表現されていません。
ものすごいです。
さてここからは綺麗に撮れた写真です。
逆光気味にもかかわらずフレアもゴーストも出ていないようです。
拡大すると葉っぱのディテールまで判別できます。
手前の黄色い乗り物から奥の白クマ君さらに奥の物置の文字までしっかりとピントが合っています。
若干ブレている感じがありますがシャープに写っています。
ゴーストがしっかりと出ていてフレアも多少出ているかも知れませんが他の三台とはハッキリと一線を画しています。
フレアやゴーストに嫌味がありません!
シッカリピントが合っています。
露出も合っています。
黄色いミカンにピント合わせたつもりだったのですが幹にピントが合ってしまいミカンがボケてしまっています。
しかしブレは全く無さそうなので合格としました。
文句なしです。
拡大すると黒い値札の文字が判別できます。
これまた文句なしですね。
ここからは失敗作です。
この画角は四台全て距離の測定ミスです。
微妙にブレています。
これまた距離の測定ミスです。
ですが写りは非常にシャープです。
距離無限∞で撮影してこの画角でこの写りは『手ブレ』していると思います。
これも微妙にブレています。
物置の文字が判読できないのでお話になりません。
これも微妙にブレています。
どちらも距離を3mにセットして被写界深度と明暗のコントラストを確認したくて撮ったのですが、適当な感じで撮影したためにこのようにブレてしまいました。
これは少し暗かったのでシャッタースピードを1/30秒にして撮りました。
1/125秒で手ブレするのであれば1/30秒でブレない訳ないですよね。
写りのボケ方がその他の失敗写真よりも酷いです。
でもこれで今回のテスト撮影の失敗の原因は『手ブレ』(一部距離の測定ミス)と断定しても良さそうです。
こちらは黒い値札の判読が不可能です。
これも微妙にブレています。
いやぁ~、さすがは歴代随一の透過性を持っているとも云える最高のコンディションを維持している前&後玉レンズを搭載する参号機です。
特に一枚目の写真の東京湾を超えた千葉県側の建造物迄もが判別できるとは素晴らしいの一言に尽きます。
今回の四台同時のテスト撮影の結果は残念を通り超えて悲劇とも呼べるものでしたが同じ機種のカメラ四台を同時にテスト撮影をして個体ごとの撮影結果を比較してみるなんて事はこれがおそらく最初で最後だと思います。
そういう意味ではとても貴重な経験が出来たと思います。
四台同時のテスト撮影となると長丁場となるため時間節約のためにと電動アシスト自転車を使ったり一回毎の撮影時間を短縮するためにさっさとぞんざいにシャッターを押していたために『手ブレ』が発生してしまったと反省しています。
今回はまず四号機 & 参号機の二台でテスト撮影をして自宅に戻ってから弐号機 & 壱号機という二回戦方式でテスト撮影を行いました。このため太陽の角度が若干違ってしまっているとは思いますが誤差の範囲としています。
更に今回ASA100のフィルムを使ってF値を下げて撮影をすればフレアやゴーストが出やすくなるのではないかと思いましたがそれは正解だったようです。
またピントの距離の測定はそれぞれ四号機と弐号機にレンジファインダー(測距儀)を装着して測定し、その数値をもう一台と共有しました。ですがこのレンジファインダーでの私の測定方法というか使い方にも問題があったようですのでこれも再検討の必要があります。
懸念問題となっていました青色LEDの透過で視認できるレンズの薄クモリの件なのですが、逆光下のような状況での撮影ですとフレアやゴーストが出やすくなるようですが、通常の撮影ではそれほどというか殆ど影響が無いみたいです。
という事で次回は今回の四台同時のテスト撮影の総まとめとして同じ画角で撮影した四台の写真を並べて比較していろいろと考察していきたいと思います。




























