まさに自業自得の典型例!

認めたくなくて臭い物に蓋をして忘れようとした過去の負の遺産。

キャノンの FD 28mm F2.8 S.C. です。

 

 

今回のシリーズのテーマは『分解&清掃』だったはずなのに『分解&修理&清掃』となってしまいました。

おかげで多大なる作業時間を費やすリベンジマッチになってしまっています。

 

 

前回まででどうにかこうにかようやく前玉&後玉を鏡胴に組付けることができました。

その後デジカメで無限遠のピントの確認&再調整測定をしようと思ったのですが、デジカメのバッテリーの残量がEMPTY(空)になってしまい予備バッテリーと充電器を探したのですが行方不明になっていました。

床が機材で積み上げられて散らかりまくっているこの部屋の現状ではおそらくサルベージは不可能です。

仕方がないので新たに購入することにしたのですが(泣)

入手まで数日以上かかってしまいまうでしょう。

 

 

取り敢えず試しに残り僅かなバッテリーで無限遠のピントの調整を行ってみました・

ヘリコイドリングを回転させ易くする為にフォーカスリングを取付けました。

 

 

無限のピントはご覧のように調整できたのですが…。

 

 

ご覧のように無限遠のピントが合ったヘリコイドリングの位置がダメです。

これではヘリコイドの過回転を防ぐためのロックプレートを取付ける事ができません。

 

 

このようにロックプレートを3本のネジでヘリコイドリングに固定するのですが、そのためには現在位置よりも右に回転させなければなりません。

しかし、無限遠のピントは先の画像の位置で合わせたためにヘリコイドリングを動かす事はできません。

つまり『ヘリコイドの結合の失敗』です⤵⤵⤵

また一からのやり直しです…。

 

 

ヘリコイドの結合のやり直しはまさに地獄でした。。。

何度も何度もヘリコイドリングの位置をそして角度を変えてみては結合を繰り返すことを数時間かけて…。

ようやく良さげな位置を発見しました。

今回は上下に動く後玉とマウント部のベースが『面一』になるように設定できました。

 

 

今まではこの位置に段差が出来ていました。

個人的にはここが面一になるべきではないかと思っていました。

そしてこの状態だとヘリコイドリングを最短距離方向に回転させると途中で絞リングで絞り羽根を制御できなくなってしまいます。つまりマウント部の『爪』と絞り羽根の『爪』の連携が外れてしまうのです。

ですからより一層ここは『面一』になるべきだと思っていたのです。

 

 

今回の設定ではヘリコイドリングを目一杯無限遠方向(左)に回転させるとこの位置で止まりました。

恐らく『正しい無限遠のピントの位置』はここより少し反対方向の右に回転させた位置にあるのではないかと思っています。

そうであれば今回はロックプレートが取り付け可能になるはずです。

 

 

前回の無限遠のピントが合ったこの位置も目一杯に左回転させてから少し右に戻した位置だったと思います。

 

 

こんな風にプレートが付いてくれればよいのですが…。

 

 

ですがまだ問題が残っています。

この状態でヘリコイドリングを今度は近距離の方向に目一杯右回転させるとこのようにロックプレートが当たって止まってくれるのですが…。

ヘリコイドの繰り出し加減とでも表現すればよいのでしょうか? 赤色矢印の幅が分解前の時よりも広くなっているのです。

 

 

このように分解前は赤色矢印の幅が明らかに今回よりも狭いです。

前回の設定の時も個々の幅が広すぎたために無限遠のピントの位置を見出す事はできてもロックプレートを取付ける事はできませんでした…。

この幅(ヘリコイドリングの繰り出し加減)を画像と同じように調整する事は可能です。

しかしそのように調整すると、今度はヘリコイドリングが目一杯左に回転させて止まる位置が今回よりさらに奥(左回転させた位置)に移動してしまうため

 

 

前回と同じような結果になってしまうのではないかと思っています。

その辺の部分を無限遠のピントを探しながら最適の位置を追い込む(探す)必要があります。

おそらく今回の設定は間違っていて失敗するでしょう。

ですがデジカメのバッテリー充電器が届くまでこれ以上何もできません。

今はただ充電器の到着を待つしかありません...。

 

 

バッテリー充電器が届きました!

というか本当は三日前にとどいていたんですよ。

ですが、『充電器が届くまでやる事ないから中継ぎでキャノンのNEW FD 50mm F1.4をでもやって時間稼ぎするか』と軽い感じというか半分バカにしたような感じで分解&清掃をはじめたのですが…。これが迷宮という名の究極の『沼』でした。。。。

作業を進めれば進めるほどに次々と発覚するトラブル&不具合&欠品の数々⤵⤵⤵

そのリカバー&手仕舞いに+3日も掛かってしまいました…。

その記事はこちらになります。

 

CANON NEW FD レンズのマウントを移植 50mm F1.4 & F1.8 (その1) | recognizerのブログ

 

結局記事が その3 まで続いてしまいました事から苦戦の模様が想像できるかと思います。

いや~本当に辛かったです。

 

 

さて、いよいよ本題の無限遠のピントの調整編です。

 

 

さて今までの改装を兼ねての現状なんですが、

前回ヘリコイドを組み立てた時の位置よりは大分良くなったのですが、

未だに分解&組立後の銀色のヘリコイドリングの位置が分解前の位置と違ってしまっているんです。

画像左が分解後のヘリコイドの位置で

画像右が分解前のヘリコイドの位置です。

ここまで違っていると、百歩譲ってピントが合うように調整できてもそれが正しいのかどうか『???』と疑問符を取り除くことはできません。

ただ、過回転防止を兼ねているロックプレートが3本のネジ止められているのに対して5本ものネジ穴があるというちょっと変わった仕様になっています。

これは無限遠のピントの調整代の幅がかなり大きく取られているという事だと思います。

ですのでこのままの状態で作業を進めて行きます。

ピントが合わなければまた分解して一から組立ててみます。

 

 

いつものようにデジカメとフィルムカメラをセットしました。

ただし、今回はいくつかの確認したい事柄があるので何回も予備のピント調整を行います。

デジカメに写っている画像を見ると無限遠のピントはイイ線来てますね。

 

 

紆余曲折しながら画像のを映した位置で無限のピントを設定しました。

 

 

さて、無限のピントの位置が決まったらその位置が動いてズレてしまわないように注意しながら丁寧にレンズをカメラボディに取り付けままに90度倒します。

するとロックプレートが見えてきます。

現在の状態だとヘリコイドリングの無限遠のピントの位置だけが決まっているのですがロックプレートの位置が決まっていないので赤矢印の分の隙間があります。

このままの状態だと無限遠のピントがあっさりズレてしまうためロックプレートを移動します。

 

 

画像のようにロックプレートと鏡胴の外周部を接触させて隙間をゼロにした状態でロックプレートを3本のネジで固定します。

赤矢印の位置は分解前の無限遠のピントの位置です。

 

 

上の画像の拡大です。

分解前の無限遠のピントの位置と丁度ネジ穴一つ分ズレました。

さて…。

今までならこれで無限遠のピントの再調整完了!

となるのですが、今回は銀色のヘリコイドリングが左右だけでなく上下にもズレているので

これが正解だとかくてする事が私にはできません。

これはテスト撮影してみるしかないですね。

 

 

フォーカスリングの文字が少し黄ばんでいるので中性洗剤でお湯洗いします。

 

 

画像では判りにくいかもしれませんがかなり綺麗になりました。

 

 

フォーカスリングを取付けてみたら マークと基準線が合いませんでした。

 

 

フォーカスリングの穴を少し加工して が合うようにしました。

 

 

こんな感じです。

hんの僅かだったので殆ど判りません。

 

 

フィルターリングを取付けたらなんとフォーカスリングが まで回転できなくなってしまいました。

やれやれまたかい...。

 

 

フィルターリングが沈み込み過ぎてフォーカスリングに当たってしまいフォーカスリングが まで回転できなくなったようです。

 

 

ほんらいならフィルターリングの沈み込みはこんなもんです。

 

 

原因はおそらく一番内側の黒いヘリコイドリングが沈み込み過ぎなんだと思います。

恐らくヘリコイドリング同士のかみ合わせを位置を60度ほど黒い方のヘリコイドリングを左方向にずらすべきでしょう。

 

ということでもう一度ヘリコイドを分解して組み直すことになってしまいました⤵⤵⤵

それはアディッショナルタイムということで次回にさせてください。

もう疲れた。