Super-Takumar 24mm F3.5 で異常事態が発生してしまいました。
詳しくは前回の
広角レンズ分解清掃デスマーチ Super-Takumar 24mm F3.5 治せるのかな? | recognizerのブログ
をご覧ください。
フォーカスリングの動作又は位置がおかしいため修正作業に入る前に無限遠のピントを確認してみたら
全く合っておらず、ならどこで合うんだと調整してみたら
こんなところで無限遠のピントが合ってしまいました!
イヤイヤオヤ!いくらなんでもそんな位置は無いだろう⤵⤵⤵
広角レンズとはいえそれはちょっと考えられません⤵⤵⤵
となれば今まで行ってきたデジカメを使った無限遠の再調整方法が間違っていたという事になります。
今まではハーフサイズのゾーンフォーカスカメラや一部レンジファインダーカメラの無限遠のピントの再調整しか行っていませんでした。
しかし今回は高性能高精度高級カメラである一眼レフカメラでの無限遠のピント調整です。
天下の一眼レフカメラが変な結果を出すはずがありません。
そうなればやはり『デジカメを使った無限遠のピント調整方法』がっまtがっていたのでしょう……。
閑話休題
ウン? ちょっと待てよ?
一眼レフカメラだって?
一眼レフカメラだったら、一眼レフカメラだからこそ『ファインダー側から覗いてもピントが合っているかどうか確認できるんじゃね?』ってはずですよね?
一眼レフカメラの特徴として『ミラーを介してレンズが捉えている画像と同一の画像をファインダーから視認でき、その途中にフォーカススクリーンを設置する事で厳密なピント合わせが可能である』というのがあります。
だったらファインダー側のピントの状態画像とデジカメを使った無限遠のピント確認の結果の画像の状態が一致若しくは同じような結果を示せば『デジカメを使った無限遠のピント調整方法』は間違っていないという証明になると思います。
それでは早速確認してみましょう。
まずは3m弱
デジカメの結果
ファインダーから見た光景
ボケています!
無限遠
デジカメ
更にボケてます!!
ファインダー側
こちらも更にボケています!!
そして問題の距離です。
デジカメではバッチリピントが合っています。
ファインダー側です。
こちらもかなりピントが合っています。
ピントの正確さについては言明できませんが、先の二つの距離3m弱と無限遠とは明らかに違う程ピントがクッキリしています。
と・い・う・こ・と・はぁ~?
『デジカメを使った無限遠のピント調整方法』は間違っていない !
という事が証明できたと思います。
絶対的に正確であるとまでは証明できなくとも、方向性は間違っていないという事の証明にはなるハズです。
無限遠のピント確認当初、『精確な一眼レフカメラなんだからこの数値はおかしい。デジカメを使った方法に問題があるのではないか』と思われたのですが、
発想の転換をする事により『一眼レフカメラだからこそファインダー側の画像と比較する事ができるんだから真実を確認できるのでは』となりその結果デジカメを使った方法が間違っていないという事が判明しました。
いやぁ~、
昨日しおれてしぼんでしまった私の心が
再び咲き誇りました!
今まで疑心暗鬼的な猜疑の心を抱きながらデジカメを使った方法で無限遠のピントの再調整を行っていましたが、これで堂々とこの作業を続けられるようになりました。
とても嬉しいです。
では次のステージに向かいましょう。
『デジカメを使った無限遠のピント調整方法』についての真偽についての答えはだせましたが、このレンズの抱える問題は何ら原因の解明も有利もできていません。
距離約0.5mが無限遠というのはどう考えてもおかしいというか異常ではないでしょうか。
これはメーカー側のミスなんでしょうか?
過去に分解されているのだとしたら、ただ単にフォーカスリングの取付位置が大幅にズレているだけなら簡単なのですが、レンズの組付け等を間違っていたら迷宮パズルのようになってしまいかねません。
ただ、私の記憶ではレンズを裏表逆に組付けてしまったりするとファインダからの画像はあのようにまともに映る事はなかったと思います。
三本のネジを緩めてフィルターリングを外します。
するとフォーカスリングを固定する三本のネジが出てきますのでこれらを緩めてデジカメで見つけた無限遠の位置にフォーカスリングの∞に合わせます。
すると今度は基金距離の方が0.35mで止まってしまいます。
0.25mまで回転してくれません⤵⤵⤵
まぁ、そうなるだろうとは思っていましたが。
この位置0.6mでセットすると0.25m~∞迄の全域をカバーしてくれるのですが無限遠のピントはズレます。
ファインダーを覗くとボケてお話になりません。
この問題をどうにかできないかとフォーカスリングと絞りリングを外し絞り羽根ユニット迄外そうとしたのですが、どうにも原因が解らず絞り羽根ユニットは外すのを止めました。
ヘリコイドリングがもう少し赤矢印の方向に回転してくれればどうにかなるのですが…。
どうにもこれ以上は回転してくれるような調整代は無く、もうどうにもなりそうにありません。
ヘリコイドリングを抜き取って位置をずらす事ができれば何とかなるのかもしれないのですが...、今回はそこまでしません。
Surrender ここで降参します。
これ以上一本のレンズに時間をかけるのは得策ではありません。
ということで元の状態に組み戻して保管する事にしました。
しかし接着剤を使ってしまったのでもうしばらくこの状態で乾燥させ舞す。
今回は私の完敗です。
















