着物…菊詰地紋の濃紫色無地

帯…早雲寺銀蘭の袋帯

コート…紗綾型に四君子の黒地輪奈ビロード道行


先生の古稀の自祝茶事。

悩んだあげく、曙色の色無地は半東をする来月初のお茶事で着ることにし、ゲスト参加の本日は濃紫の方に。

お役目的には逆の色目の方が良いのでしょうが、半東の日はにじる所作が多発するので、畳に擦れて膝回りが色落ちしやすい濃紫や紺地の着物は避けたく、二者択一でこうなりました。


帯は龍村美術織物ではなく、龍村晋製。

同じ早雲寺銀蘭でも、美術織物の方が地色が白っぽくて好みなのだけど、リサイクルでもよいお値段するから、とてもとても。

これくらい「重々しい」雰囲気の袋帯はなかなか気軽なお茶会には締めづらく、今日がお初です。

地味なのは否めないけど、「あらたまって参りました」感は出るかな。


普段カジュアルなお稽古着ばかり着てるから、正装に合わせる帯締め&帯揚げの正解が分かりません。

とりあえず帯の格に負けない亀甲組にしたけど、何だかぼけてて「しまらない」感じ…帯締めだけに。

自分の好みでなら、紅白の帯締めと真紅の帯揚げあたりを合わせるけど、この濃紫の色無地だと途端にアンティーク風味が加わって、正装感が薄れてしまう不思議。


さあ、あと1時間でヘアメイクして着付けして、出かけなきゃ!


追記:

懐石で出たぬる燗のお酒が美味しかったので先生に品名を伺ったところ、「ルミ子」とのこと(!)。

帰りに寄ったデパートでは、るみ子だけで5種類もありました。

店員さんいわく、酵母によって同じるみ子でも、長女・次女・三女といるらしい。

いったい何者なんだろう、るみ子。