フィロソフィー 「結の精神を持つ」

助け合い協力し合う精神の事。

お客様から見れば、部署は関係なく、ひとつの会社。仕事の範囲はここまでと線はひかず、困った人がいれば協力し合おう。町の中でも「困った人がいれば助ける」という当たり前の精神で実行する人が増えればいい会社になる。

というフィロソフィーからの発言。

 

 

結の精神といえば先月の農業研修を思いだします。

田植えをするときには植えるラインを引いてからその線に沿って植えていきます。

慣れていない人は3条ずつ進めていきますが、慣れている人はどんどんどんどん先に行ってしまい、

慣れていない人が後ろに残ってしまうという光景を目にします。

そうなると水が濁ってしまい後ろの人の手元が濁り、ラインが見えなくなります。

ますます作業が遅れてしまいます。そういう時、早い人は自分の持ち場を4条や5条に

手を横に伸ばしていくと進み具合が一緒になって慣れていない人も

植えやすい状況の中で作業ができますね。

 

もっと広く言うと昔の農家の人たちは田植えがあれば近所の家に手伝いに行って、

今度はうちが植えるから手伝いに来てもらって、と近所で協力し合ったのが米になり、

9月の収穫を迎えていたという習慣が私の中学生ころまでありました。

いまではすべて機械的に効率が良くなり自分の田んぼは自分でやる習慣になってきて

さみしいなと思うのですが、田植えも事業性も同じで、

まずは自分のところで精いっぱいで余裕がなく周りを気にする事が出来なくなってしまうこともあると思います。

ですが、そう状況の時こそ心にゆとりをもつことが大事だと思います。

心のゆとりというのは、やはり自分自身のスキルを上げていかないとそのゆとりも生まれにくいです。

心も育てながら、自分のスキルを生かすには影の努力が必要になってきます。

 

毎日のコツコツが大事です。日々のコツコツがいつか仕事のコツになります。

今日もコツコツ行きましょう。