ホンダスポーツ Sヒストリー | 三重県四日市車検センター リーカス車検センター四日市のブログです!

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S2000が車検入庫しました!

なんとも、これぞホンダのスポーツカーって感じのフォルムです。

このロングノーズショートデッキで予想はつきますが、ホンダらしくないFRレイアウト!!

 

しかし後ほど説明しますが、ホンダ四輪黎明期には、FR車が存在しました。

 

まずは、S2000について語りましょう。

 

S2000 1999年~2009年

ホンダS2000は本田技研工業高根沢工場にて生産開始され、本田技研工業が創立50周年を記念して販売した車種になります。

高根沢工場は、ホンダファンの方なら知っている人も多いかもしれませんが、初代NSXの専用工場として稼働した歴史があります。

余談ですが初代インサイトもこの工場で生産開始されました。

後に鈴鹿製作所のTDラインへ移管され2009年まで生産されます。

 

2005年にマイナーチェンジし排気量が2000cc(F20C1)から2200cc(F20C2)に排気量UP、これはシリンダーのボア径はそのままに、ストロークを84.0 mmから90.7 mmに延長して排気量を拡大したものであり、許容回転数は9000rpmから8,000 rpmに下げられました。

これはアメリカからの要望で、乗りやすさを重視した結果らしいです。

北米モデルは、2004年に排気量UPしています。

 

よりホンダらしい9000rpmまでまわる高回転型の前期モデルを好むファンが多いと思います。

 

懐かしいステッカーも発見しました。

 

今でこそ、ホンダディーラーはどの販売店でも全車種を取扱いですが、ホンダカーズと社名が変更になる前は、ホンダクリオ・ベルノ・プリモと3チャンネルあり、併売車種もありましたが、それぞれチャンネルによって取り扱いできる車種が決まっていました。

ちなみにS2000は、ベルノ店専売車種でした。

弊社グループのホンダカーズ三重東は、プリモ店で専売車としては、軽自動車とシビックでした。

オデッセイ・ステップワゴン・CR-Vは併売車として、どのチャンネルでも販売できました。

したがって私が初めてS2000を販売したのは、2006年のホンダカーズになってからであり後期ものを販売しました。

 

たしか、プッシュスタートはS2000からだったと思います。

当時はまだ、スマートキーが存在せず、キーをアクセサリーオンにして、スタートボタンを押すスタイルでした。

レーシングカーのようなプッシュスタートにあこがれて、自家用車(S2000ではない笑)にS2000のスタートボタンを取付けている社員がいました。

 

さてホンダのFR車についてですが、S2000発売のさかのぼること28年前までは存在しました。

 

それが

S500 1963年10月~1964年3月

ホンダ初の乗用車でありFRのオープンスポーツカー

機械式時計のように精密で、バイクのように高回転がまわると評価されました。
F1やレースカーの技術を取り入れDOHC4連キャブレターを装備し、後述のS600では、8500rpmまでまわる超高回転型のエンジンでした。
 
車両寸法は、全長3,300㎜ 全幅1,430㎜全高1,200㎜ 車重675㎏
と現代の軽自動車よりコンパクト!!
 

S600 1964年3月~1965年12月
西ドイツ(当時)へ輸出した初めてのアジア製四輪車でもありました。
S600クーペ 1965年2月-66年1月
クーペモデルも存在しました。

S800 1966年1月から1970年5月

外観上の特徴はボンネットにあるパワーバルジ(現車は北米モデル)で燃料の供給方式をインジェクションにするために設置された、発売直前に断念しダミーなのです。

 

S360 1962年(昭和37年)秋の第9回東京モーターショーに展示されたものの開発段階で幻になったモデル 

2013年第43回東京モーターショーにて復元(当時の資料から一から作成)展示

 

S660プロトタイプ

こちらもSの系譜でしょう、S360はS660が登場するにあたり復元されました

 

NSXプロトタイプ

こちらも同時展示されてました。

というのも当時ホンダからの招待で、見に行かせていただきました。

ホンダブースが異常に列をなしていたのが、注目度がうかがえました。

※3車種とも現地で私がめっちゃならんで撮影しました。

 

Sではありませんが、こんなスポーツオープンカーもありました。

BEAT 1991年5月~1996年12月

S660の先祖的なモデルですね。

MTREC(エムトレック、Multi Throttle Responsive Engine Control system)エンジンを搭載し自然吸気ながら最高出力64PS/8,100rpmというホンダが得意な高回転型です。

私は入社前ですので販売した事ありませんが、軽自動車ですのでプリモ店専売車でした。

ライバル車に、スズキカプチーノ マツダAZ1がありました。

 

スズキカプチーノ 1991年12月~1998年12月

 

マツダオートザムAZ1 1992年10月~1995年9月

軽自動車でガルウイング、、!!なかなかマニアックですね。

実はAZ1、リョウシンHDグループ(当時はリョウシン)にてマツダオートザムの販売店をやっていましたので、販売していました。※現在はマツダディーラーはやっていません。

 

 

おまけ

BEATエンジンを載せた軽自動車が当時存在しました。

それが

today(2代目)1993年1月~1998年9月

today??(画像はグレード違い)

todayMTREC(Xi・Rs)というグレードがありBEATエンジンを58psにデチューンし搭載していました。

5MTもあり、マニアックな人気がありました。

 

おまけのおまけ

S800といえばこういうのもありましたね

 

トヨタS800 1965年4月~1969年10月

通称ヨタハチ 大衆車のパブリカをベースにしています。

ホンダのSに比べると非力でしたが、空力特性を活かしたライトウエイトスポーツの軽快な走りで、人気を博しました。

 

そしてヨタハチと言えば、私たち世代には

 

『よろしくメカドック』の女暴小町(すけぼうこまち)のヨタハチ

 

 

以上、今日はここまで