不登校の子どもに対して、正解の接し方は・・・

不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です。

先日、中学2年生の男の子がいらっしゃるお客様から「不登校の子どもにどう接するのが正解なのか分かりません」というご相談を頂きました。

こちらのブログで回答させて頂ければと思います。

いつも通りの姿に、子どもは安心を感じるのかもしれません。

確かに、お子さんが不登校になると、心や身体が元気がないことが分かっているので、どんな言葉をかけたらいいのか、どう接したらいいのか悩みますよね。

考え過ぎてしまい、腫れ物に触るように接してしまう方もいるかと思います。

かわいい我が子がどんどん元気がなくなり、痩せていき、部屋から出てこなくなる・・・・そんなお子さんの姿を見ていると、お母さんご自身も、心がぎゅうっと潰されるような苦しさを感じるかもしれません。

何が正解なのかと言いますと、ひとりひとりのお子さんによって価値観が違いますので、これが正解です！とは言い切れないのが正直なところです。

ですが、過去に不登校を経験したものとして、お母さんにこうして欲しかったという想いがありますので、ご参考にされば幸いです。

それは、いつも通りに接することです。

腫れ物に触るようなビクビクした感じではなくて、ふつうに、堂々と接して欲しいです。

そして、無理をして笑顔をつくらなくていいんです。

例え、お子さんが学校を休んだとしても、お母さんは「今から友達とランチに行ってきまーす♪」と、いつも通りに出かけて欲しいんです。

そのいつも通りの姿に、子どもは安心を感じるのかもしれません。

お子さんは心のどこかで、いつも「私のせいで、僕のせいで、お母さんを困らせている」という罪悪感を抱えている場合があります。

そんな時に、元気そうに毎日を過ごしているお母さんを見ることで、その罪悪感が軽くなり、心が楽になることもあります。

お母さんが毎日がんばっていることを、お子さんは感じ取っています。

だから、そんなにご自分を責めないでください。

疲れた時には、「私、がんばった～」と声に出してひと休みなさってくださいね。

お母さんとお子さんが、再び心の底から笑いあえる日がくる未来を、願っています。