離婚したから子どもが不登校になってしまったと自分を責めているお母さんへ

不登校のお子さんとの関係性に悩むお母さん専門の心理セラピスト渡部幸美です。

上を見上げると、そこには大きな空が広がっています。

悩んでいる時は、答えは一つしかないように思ってしまうけれど・・・打つ手は無限です。

一歩ずつ、ゆっくりと

不登校のお子さんを育てる中で、自分の今までの人生を振り返ることもあると思います。

そして、夫婦関係が子どもに影響を与えていると悩むお母さんも多いかもしれません。

あるお母さんの言葉です。

「私が離婚したから、この子は不登校になった…」そう自分を責めてしまう気持ち、よく分かります。

しかし、必ず離婚と不登校は関係があるとは言い切れません。

離婚によって子どもが新しい環境に適応しようとする中で、一時的に不登校になるケースはあります。

全国に30万人以上いる不登校の子どもたち。

その多くは親の離婚を原因としていません。

まずはゆっくりと、深呼吸をしてください。

そして自分自身を責めることをやめて、自分の気持ちに寄り添ってください。

離婚という大きな変化で、子どもは不安や戸惑いを感じているかもしれません。

そして、お母さん自身も自責の念や、自分なんて・・・という否定的な気持ちになっているかもしれません。

まずは自分の気持ちを感じて、今がんばって生きている自分を褒めてあげてくださいね。

その後に子どもの話をじっくりと聞いて、共感していることを伝えてください。

「ママは、あなたの味方だよ。」「どんな時も、あなたを愛しているよ。」そう繰り返し伝え、時には抱きしめる事で、子どもは安心感を得ることができます。

子どもの笑顔と、そしてご自分の笑顔を取り戻すためにも、一歩ずつ、ゆっくりと。