猫背 | 秋田県角館町~整体バカ一代~

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昼は整体師、夜は武道家という二つの顔をもつ夫を支える妻のドタバタ日記
整体院での出来事や症例、日々思うことをつづっています。

寒くなってきましたね。

寒いとつい首をすくめて、背中も丸~く
猫背気味になってしまいますね。

猫背の人は僧帽筋が張った状態(緊張)になり
首や肩、肩甲骨周辺の血行が悪くなります。

これでは首や肩が凝って当たり前です。

が、それだけではないんです。

もう一つ体にとってまずいことがあるんです。

今日はそのことをお話しますね。

実は姿勢が前かがみになると内臓の働きにも
悪影響を及ぼすんです。

前かがみの姿勢というのは肺が縮こまった
状態なんですね。

つまり肺の容量が減るわけです。

容量が減れば当然呼吸の効率も悪くなります。

私達は普段無意識で呼吸をしていますが
肺のことなんか一々気にしてはしていませんよね。

姿勢が悪くても呼吸がしづらくなるなんて
ことはありませんからね。

だから盲点と言うか、
知らないうちに肺の機能を衰えさせている
ことになります。

空気中には酸素が約20%存在します。

それが効率よく使われればまだしも
肺の中の肺胞(酸素と炭酸ガスの交換場所)に
達するまでにはそのまた3分の1が失われます。

つまり一呼吸で得られる酸素の量なんて
たかが知れてるんです。

前かがみ(猫背)というのは

それでなくても効率の悪いものを更に効率悪く
しているということになります。

肺で取り込んだ酸素は動脈血によって
体中のそれぞれの組織に運ばれるわけですが

入り口(肺)での酸素の供給量が
もともと悪いんですから

内臓も含め体中のすべての器官は酸欠という
事態にもなりかねないということです。

これでは自ら内臓の働き悪くしているようなもの。

このように
前かがみ(猫背)の姿勢は普段の呼吸が浅くなり

気づかないうちに自分の体を衰えさせている
ということになるんですね。

姿勢を良くするということ、
特に背すじをしゃきっとした姿勢というのは

体中の細胞の活性につながるんだということ
を覚えておいて下さいね。


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