急性リンパ性白血病とは、早い話が血液のガンである。

 

成人の場合、10万人に1人が発症すると言われている。

 

この確率を聞いて、私が慌てて宝くじを大量購入したのは言うまでもない。

 

話を続けよう。

 

ある日突然、遺伝子レベルの異常が起こり、白血病細胞なるものが骨髄中で増殖し、骨髄を占拠してしまう。

 

そうすると、正常な血液細胞が作られなくなり、治療をしなければ、短期間でヒトの命を奪うことになるのである。

 

原因は全く分かっていない。

 

遺伝子レベルの誤作動とは言え、遺伝されるものでもするものでもないらしい。

 

生活習慣やストレスが原因とも言えない。

 

発症の原因は全く解明されていない病気であり、奇跡的にかかってしまったとしか言いようがない。

 

この病気が厄介と感じるのは(あくまで個人の所感)、症状が思いのほか分かりづらい点ではないだろうか。

 

貧血、だるさ、頭痛、手足のしびれ、アザの出現、など。

 

私の場合はコロナも相まってわちゃわちゃ色々な症状が出ていたが、そうでなければ、貧血や頭痛、だるさなど私は普段毎日の様に感じている。

 

強いて言えば、謎のアザが現れた時は要注意かもしれない(私の場合、アザは無かった)。

 

先生いわく、仮に1~2カ月前に検査をしたからといって分かるものでも無ければ、健康診断でも分からないレベルらしい。

 

それを聞いて少し安心した。

 

そういう意味では、一番最初に自力で病院に行かず、救急車で指名病院に行ったことは大正解だったのかもしれない。

 

一般診療だったら普通に検査され、何となく一般的な病気を診断されて終わったリスクもある。

 

最初の病院では本当に色々な検査、診断をしてくれ、そのお陰で白血病を見つけてくれたと思っている。

 

多くの先生達に感謝すると共に、ベストなタイミングだったことに手を合わせた。