四月一日。

 

痛みから一週間が経ち、相変わらず各所が痛む。

 

とにかく顎が痛くて、食事も魚肉ソーセージとゼリーくらいしか食べられなくなっていた。

 

会社のメンバーからも心配され、早く病院に行ってください、と何度も言われる日々だった。

 

何とか仕事を済ませ、今日は早く帰って休もうと足早に帰路についたのだが、電車の中で痛みに耐えられなくなってしまった。

 

ぶらり途中下車し、駅の医務室で休ませてもらった。

 

一応妻に連絡し、帰りが遅れる旨を伝えた。

 

まだ休んでいるうちは落ち着くのだが、このままではうんともすんとも言わない。

 

自分自身もこの痛みはいよいよ我慢の限界に達していたので、夜間対応の病院を探すことにした。

 

何とか見てもらえる病院を見つけ、やっとこさ病院に行くことにした。

 

妻には行き先だけ伝え、帰りのお迎えだけ来てもらうようお願いした。

 

無事、病院に到着。

 

熱が38度もあり、体感と全く違ったので、思わず体温計壊れてますよと言ってしまった。

 

しかし再度計っても一緒だった。

 

診察は脳神経外科に診てもらった。

 

簡単な問診だけだったが、診断の結果は神経痛だろうとのこと。

 

ただ、内科できちんと診てもらったほうが良いとアドバイスを受けた。

 

また、痛み止めとして市販でも効きやすいロキソニンの薬を教えてくれた。

 

翌日、重たい体に鞭打って、何とかいつものように会社に出勤した。

 

早速、休み時間に薬局に赴き、先生に教えてもらった大量のロキソニンを入手。

 

相変わらず痛みは酷く、会議中に顔が歪みながら、魚肉ソーセージとゼリーを頬張りながら、主食は数時間に一回のロキソニンだった。

 

そんな日々が一週間続いた。