お風呂から新しいコミュニティ
ありがたいことに
2023年も乙女温泉の開催予定がいくつか決定
コロナ禍に始まったこのイベントは
普通にスケジュールを立てても
緊急事態宣言やら、まん防やらで、
なかなか前に進めない時期もあった。
そんなときはリモート温泉で温まったりしながら
今年に入ってからは、落ち着いてリアル開催できるようになって嬉しい
いろんな方と乙女温泉の企画や準備をしてきたこの2年半、
関わる人が増えると ひとことに「乳がん」と言っても
いろんな考え、表現、伝え方があることを知った。
それは
立場によったり、病気の状態だったり、
環境もそうだし、想いも
乙女温泉の説明で
女湯は
「乳がんの手術痕や脱毛の症状、その他の理由※で大浴場に入りづらい女性の貸切」って表現して
※その他の理由には、胸だけでなく身体の手術をされたりストーマだったり公衆浴場に抵抗があるけど入浴したい方
男湯は
「他人と入浴することに対して困りごとは無いけど 乳がんのことを知っておきたい女性」
みたいにお伝えしてる
つまり男湯の方は、乳がんの人もそうでない人も女性なら誰でも利用できて
私たちが見たい未来が実現してる場所スゴい
でもね
いろんな地域で乙女温泉を開催してるなかで
男湯の説明を
「健常の女性用」と表現する主催者さんがいて
んっ??
と その言葉に最初すごい違和感があったの
すごく線引きしてる感じ。。。
一応、Wikipedia載せとくね
※健常者(けんじょうしゃ、able-bodied person)とは
↓
障害者・難病者に対していわれる表現で、特定の慢性疾患を抱えておらず、日常生活行動にも支障のない人のことである。 Wikipediaより
そのグループスタッフさんのトークでも、
そこに誰も突っ込まないのを見つつ
(その表現、合ってる??)
って自分自身と相談したり、調べたりしてるうちに。。。
どうでもよくなった
結局は、自分自身なんだなって
他人から見てどんな疾患があっても、
自分がそれを常態だと認識して日常生活に支障がなかったら
自分では「健常」って言っても⭕️ってことだし
乳がんに罹患した時点で健常と思わない、と
いう人がいても 変ではない。
私自身は「乳がんであること」が
日常の一部になってしまっていて
毎日の服薬も 半年ごとの注射もあって当然
だからこれが自分なりの健常♪
線引きしないで混ざること を目指してるから
線引きを生む言葉は(世の中にあってもいいけど)
自分からは使わなければいいってコト
乙女温泉が 銭湯や温泉や温浴施設のお力を借りて
その地域に住む人たちをつなぐ役割をもって
優しい世界が拡がるきっかけになれたらいいなーー
来年も まだまだやります 乙女温泉
あなたのお近くにも行きますよ