悦び仕掛け人鈴木です。
出張の帰りの時、東京駅で新幹線の発車を待っているときのことです。
折り返しなので社内の掃除をするんですよね。
その方たちを見ていたらすごいのなんのって!!
ワン!ツー!スリー!で座席を回し、ヘッドレストのカバーを取っているんです。
しかも3席のほうを!
おぉ!!さすがプロっ!早いなぁと思って見ていました。
しかしそのあとがちょっと残念でした。
ふき掃除を始めたのですが、拭くというよりポンと触っているだけなんです・・・。
これって最初からそうだったんでしょうか?
就職したばかりの頃からこんな拭き方だったんでしょうか?
旅館で働いているとき新卒の受け入れをしていて、4月に大体8人~12人ぐらい新入社員として入ってきていました。
旅館で働いたことなんてもちろんない方たちですから、何も分からない状態から始まります。
けどお客様に喜んでもらいたいって気持ちがメチャメチャあるんです!
そういう方たちばかりを採用していましたから。
だからお客様の前に初めて出たときや入社3カ月ぐらいまでは失敗もあったりするんですよね。
けどお客様は全然怒らないんです。
というよりも見守ってくださっていて笑って許して下さるんです。
しかし・・・
3カ月を過ぎたあたりから同じミスをしてもお客様は許して下さらなくなってしまうんです。
クレームに発生する事が増えてくるんです。
なぜ同じミスをしてもこうも変わるのか?
それは慣れです。
最初はミスしないようにミスしないように、お客様にもっと喜んで頂こうと必死に、一生懸命頑張っていました。
しかし3カ月を過ぎ、ミスもしなくなってきて、お客様にも喜んで頂けるようになってくると慣れが出てきてしまうんです。
そうすると一生懸命さが伝わらなくなってくるんですね(T_T)
本人としては同じようにやっているんですよ!
けど伝わらなくなってきてしまう。
本人にも気付かないうちに慣れという嫌なものが出てきてしまっているんです。
これは初心者よりもプロに起こりうる可能性が高いことです。
あなたは慣れてきてしまっていませんか?
『初心忘るべからず!』