人生やりなおせるとしたら?エル・プチェロ・デル・オルテラノの『Ochenta Años』 |  今日の1曲

 今日の1曲

 スペインのアーティストが歌う曲を紹介していきます。
フラメンコを中心軸とし、多少かする程度、すれ違う程度の曲まで紹介いたします!
 お好みのものをチョイスして聴いてくださいね!

おはようございます。

 

今日はEl Puchero del Hortelano(エル・プチェロ・デル・オルテラノ)の2009年リリースのライブアルバム『Directo』より1曲ご紹介します。

 

エル・プチェロ・デル・オルテラノはグラナダ出身のバンド。フラメンコ、ロック、ポップス、ワールドミュージックなどさまざまな音楽を取り入れたミクスチャーサウンドで人気を集めました。親しみやすいメロディーと、人生や日常を飾らない言葉で歌うスタイルが魅力です。


今日の1曲はこちらです。

 

Ochenta Años(80年)

 

エル・プチェロ・デル・オルテラノの曲の中でも、フラメンコ色が強めの一曲ですね。冒頭のファルセータを聴くと、「このままソレアが始まるのでは?」と思わせる雰囲気がありますが、もちろんそうはいきません。

 

 

こちらの9曲目です。

 

 

スタジオアルバムは2005 年リリースの『Candela』に収録されています。

 

 

こちらはArco(アルコ)によるアコースティックバージョン。「Octavas」というドキュメンタリー映画のワンシーンのようです。

 

 

こちら意訳です👇

 

 

「80年」

 

振り返れば いつの間にか歳月が流れていた

人生は過ぎ去り

夢も私を追い越して行ってしまった

そして私は探す

嗅ぎまわるように路地の角を巡りながら

決して存在しなかった思い出を

それでも決して忘れられないような物語を

 

もし生きられるなら

あと80年ほしい

40年は失敗するために

40年は失望を味わうために

なんて厳しく つらく 残酷な人生なのだろう

終わりが近づいて

ようやく気づくのだから

ずっと前から

自分で人生を諦めてしまっていたことに

 

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

泣かなかったこと

黙り込んだこと

諦めてしまったことを

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

望まなかったこと

言わなかったこと

やらなかったことを

 

レレレレレレ……

 

今なら過去へ戻りたい

でもそれはできない

まだ返していないキスを届けるために

もっとおどけ者になるために

もう少し理屈を捨てて生きるために

なんて厳しく つらく 残酷な人生なのだろう

終わりが近づいて

ようやく気づくのだから

ずっと前から

自分で人生を諦めてしまっていたことに

 

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

泣かなかったこと

黙り込んだこと

諦めてしまったことを

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

望まなかったこと

言わなかったこと

やらなかったことを

 

みんなに知ってほしい

だから私は叫ぶんだ

隠れたりなんかしない

人生は短いのだと

みんなにわかってほしい

歳月はあっという間に飛び去り

苦しみが始まり

そして気づいた時には

数え切れない瞬間が

物語が

人生の経験が

過ちさえも

逃げ去ってしまっている

味わうこともなく

代償を払うこともなく

だから胸が痛むんだ

だからこそ

 

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

泣かなかったこと

黙り込んだこと

諦めてしまったことを

今日 今日

私はやらなかったことを悔やむ

望まなかったこと

言わなかったこと

やらなかったことを

たしかに、やって失敗したことよりも、やらなかったことのほうが後になって強く悔やまれるものかもしれません。「あと80年あったら、40年は失敗するために、40年は失望するために生きたい」という歌詞も印象的です。失敗や挫折さえも、生きた証として受け入れたいという思いが伝わってきます。

 

そして、望まなければ何も始まらないし、何も叶わない。それもまた事実なのでしょうね。

 

人生を振り返ったとき、「やってしまった後悔」より「やらなかった後悔」のほうが痛みが残る──そんなことを改めて考えさせてくれる一曲でした。

 

 

では、今日も素敵な一日を🤚