今日の1曲

 今日の1曲

 スペインのアーティストが歌う曲を紹介していきます。
フラメンコを中心軸とし、多少かする程度、すれ違う程度の曲まで紹介いたします!
 お好みのものをチョイスして聴いてくださいね!

おはようございます。

 

今日はEsperanza Fernández(エスペランサ・フェルナンデス)の2013年リリースの『Mi Voz en Tu Palabra』より1曲ご紹介します。

 

エスペランサ・フェルナンデスは、セビージャ出身のフラメンコ歌手。フラメンコ一家に生まれ、幼い頃から歌に親しんできました。伝統的なカンテを大切にしながら、現代的な音楽にも取り組んでいる実力派のカンタオーラです。

このアルバムは、ノーベル文学賞を受賞したポルトガルの作家、José Saramago(ジョゼ・サラマーゴ)の詩や文学作品をもとに制作されたもの。サラマーゴの言葉にフラメンコの音楽を重ね、文学と歌がひとつになったような作品集です。

 

今日の1曲はこちらです。

 

A Ti Regreso Mar(海よ、私はあなたのもとへ帰る)

 

爽やかな海を背景に、白いドレスで歌うエスペランサ。見ているだけで清々しい気分になりますね!

 

 

MVでピアノを弾いているのは、プロデューサーであり音楽監督と編曲を担当したフラメンコ・ピアニスト、Dorantes(ドランテス)。

この曲をガロティンにするというアイデアも、ドランテスから生まれたそうです。エスペランサは、彼が弾いたピアノの音を聴いて、この詩にガロティンがぴったり合うと感じたのだとかひらめき電球

 

こちらの1曲目です。

 

 

こちら意訳です👇

 

 

「海よ、私はあなたのもとへ帰る」

 

アイ、ガロティン、ああガロタン
サン・フアンのほとりで、ほとりで・・・

アイ、トラン・トラン……

アイ、ガロティン、ああガロタン
サン・フアンのほとりで、ほとりで・・・

海よ、私はあなたのもとへ帰ってきた
口元まで風が運んでくる
あの強い塩の味を求めて

あなたの輝きのもとへ
そして、この運命のもとへ
死を忘れることができる幸運を
与えられたことに感謝しながら

人生は短いものだと知っているから

アイ、ガロティン、ああガロタン

サン・フアンのほとりで、ほとりで・・・

海よ、私はあなたのもとへ帰ってきた

身を横たえ、あなたの力に身を委ねる
安らぎと嵐をもたらすその力に

鎖につながれた神の叫びのように
自らの自由に囚われた、その声に

そしてガロティン、ああガロタン
サン・フアンのほとりで、ほとりで・・・

海よ、私はあなたのもとへ帰ってきた
あなたの教えを知り
そこから何かを学び取れる者として

そして、人生が終わりを迎える前に
大地が抱くすべての水を
自らの意志へと変えて
この胸に宿そう

そしてガロティン、ああガロタン
サン・フアンのほとりで、ほとりで・・・

アイ、トラン・トラン……

 

単に海が好きで、海に帰りたい……

というだけではなく、海の持つ安らぎと荒々しさ、その圧倒的な力を前にして、人間の短い人生を見つめ直しているように感じます。

そして、海から受け取ったものを自分の意志へと変え、残された人生を生き抜こうとする。
そんな詩を、エスペランサがガロティンに乗せて歌っているわけです。

ガロティンの軽やかなリズムと、海の大きな力を感じさせる歌詞。その組み合わせが、なんとも印象的な一曲です。

 

 

では、今日も素敵な一日を🤚

 

 

 

参考