お金と幸せ | ロックんとの日々

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ロックんとは愛用のギター・アンプ Hughes & Kettner Grand Meister 36のこと

善悪の彼岸からの視点で思ったことを書きます



私が今月

 

株の大暴落で大金を失ったことを書きましたね。

 

 

それと対照的なのが私の友人。

 

 

 

彼の本業は建設作業員だが、

 

2年ほど前に、

 

副業で破産管財人の仕事をはじめた。

 

 

しかし適当な買い手がつかず、

 

無収入のまま

 

20ヶ月が過ぎた。

 

 

 

その間の彼は憐れでさえあった。

 

 

 

そして、

 

私の損失とほぼ時を同じくして、

 

ようやく買い手がついた。

 

 

彼が手にしたのは

 

なんと

 

4万ユーロ

 

 

私が失った額に近い。

 

 

 

彼は勝者だと私は思った。

 

 

今日、その彼と話したが、

 

彼は依然として

 

建設作業員で休みなしで働いていて

 

 

疲れ果てて、今にも死にそうな顔をしていたゲッソリ

 

 

気温は40度の中、連日外で作業をしているという。

 

4万ユーロは彼の年収の約2年分。

 

 

建設作業の仕事はやめて、

 

破産管財人の仕事に絞らないのかと聞いたが、

 

そうしたいのはやまやまだが

 

なかなかふんぎりがつかないようだった。

 

 

一方の私、

 

大金は失ったが、

 

幸い、

 

投資信託には手をつけていなかったおかげで

 

今月も配当金が振り込まれた。

 

十分に暮らしていけるだけあった。

 

 

それで考えを変えた。

 

もうギャンブル的な信用取引は控えて、

 

地道に行こうと。

 

派手な暮らしはできないけれど、

 

生きていくことはできる。

 

2ヶ月後には年金も支給がはじまるし。

 

 

穏やかな生活をしようと決めたら、

 

いっぺんに楽になった。

 

 

 

なので今日その友人と話しているとき、

 

一体どちらが幸せなのかわからなかった。