尊厳


人間が終始、有するのは尊厳ではなく、絶望である。


尊厳を持つ人間はこの世界に存在しない。


尊厳は聖人君子というものが存在するのであれば、初めて、その存在を露わにするものだからである。

しかし、この世に聖人君子はどこを探しても見当たらない。


万人に尊厳は宿らない。

万人に与えられた宿命は絶望することだ。