先日、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査の結果を聞きに病院へ行ってきました。


10年前よりも体重は増え、睡眠薬も服用している。自分の中では「絶対に悪化しているはずだ」という確信がありました。


事前にCPAP(無呼吸治療器)の仕様やランニングコストまで念入りに調べ上げ、万全のシステム導入態勢で臨んだ結果発表。

結果は、まさかの「超・良好」でした。


睡眠中に呼吸は全く止まっておらず、血中酸素濃度も非常に優秀な数値を叩き出していました。


10年前より症状が軽くなっているというデータを見せられ、私は診察室で完全に呆然としてしまいました。


CPAP導入という一大プロジェクトに向けて高めていた私のモチベーションは、完全に行き場を失いました。


そして同時に、一つの残酷な真実が浮き彫りになりました。


私が日々感じているこの絶望的な疲労感は、無呼吸症候群という「物理的なハードウェアの疾患」ではなかったということです。


単純に、仕事と家庭のタスク処理による「純粋なオーバーワーク(CPUの過負荷)」であることが確定してしまったのです。病気のせいにして逃げる道は絶たれました。


ビジネスの現場でも、これと全く同じ「ルートコーズ(根本原因)の誤認」がよく起こります。


組織の疲弊や業績不振に対し、「何か明確な病気(バグ)があるはずだ」と決めつけ、新しいITツール(私にとってのCPAP)を導入して解決しようと躍起になることは多いと思います。


しかし、客観的なデータ(検査結果)を測定してみると、システム自体は正常。単に「経営陣が現場のキャパシティを超える150%のタスクを詰め込んでいるだけ」という身も蓋もないケースです。


「病気ではなく、ただのキャパオーバー」。


一番認めたくない真実を突きつけられましたが、余計なデバイス(CPAPやマウスピース)の運用コストが増えなかったことだけは、素直に良しとしましょう。


さて、この異常な過負荷システム(私の日常)をどう最適化していくか。私の本当の課題解決は、ここから始まります。