今回はイヤホンのリケーブルで有名なNICEHCKさんからJIALAI CARATの提供を受けましたのでそちらのレビューを頑張っていこうと思います。
詳細は後述しますが、どちらも有線イヤホンのリケーブルで日本においてもAmazonにて販売されていたりとこの界隈なら知らない人の方が少ないと思われます。
弊社はJIALAIオーディオと緊密な協力関係を持っています🤝
— NICEHCK Earphones (@hckexin) February 27, 2024
JIALAIオーディオの製品も代理しています!
数日後、AliExpress店舗でCaratイヤホンを販売する予定です、小売価格は69米ドルです💰
どうぞお楽しみにしてください🤗#JIALAI #Carat https://t.co/EG1Oygo2Eg
というくらいにはNICEHCKさんはJIALAIさんと関係があるようです。
正直自分もJIALAIさんはリケーブルのイメージしかなかったので今回のイヤホンには驚きました。
では今回のレビュー品です。
↑Amazon
※最近Amazonでは詐欺セラーの悪行が横行してますので、必ず販売元を確認してJIALAIオーディオ名義になっていることを確認しましょう。
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↑Aliexpress(NiceHCK Audio Store)
当ブログは各種アフィリエイトプログラムに参加しておりません。
NICEHCKさんとは?
有線イヤホンを手にした時、リケーブルしてみようと調べていると必ず目に入るメーカーさんと言っても過言ではないでしょう。
リーズナブルなものからちょっとお高いものまで、リケーブルのラインナップは非常に豊富です。
以前は記号のような名前(C4-2みたいな)の製品が多かったですが、最近はOurOasisのような感じの名付けが多いです。
リケーブルばかりではなくイヤホンの開発も行っており、カナル型やイントラコンカ型がリリースされています。
いずれもエントリーからミドル帯の価格設定になっているので同メーカーの何らかのイヤホンを所持している方も多いでしょう。
イントラコンカ型では日本でもおなじみのEB2SやメタルギアやDEATH STRANDINGで有名なクリエイターの小島監督が使っているEBX21が特に目立っていますね。
カナル型では最近エントリー向けのDB2や同社のハイエンド機種、HIMARAYAをリリースしているようにリケーブル同様、非常に商品開発が活発なメーカーさんです。
また、Aliexpressのお店ではイヤホン系のアクセサリーの他に他社メーカー製品も取り扱っています。
https://www.aliexpress.com/store/1825606
↑ショップリンク(Aliexpress)
JIALAIさんとは?
低価格帯のリケーブルを中心に展開しています。
JLDT:銅
JLY:銀メッキ
JLH:銅銀ミックス
これらのシリーズ三種をメインに現在2と3がそれぞれ販売されています。
またそれとは違うAzurebayという新作ケーブルもリリースされています。
こちらはCarat用とされていますね。
そして今回のイヤホンが開発されました。
イヤホンも全体を見れば低価格帯とはなるのですが、初製品が日本円で1万円程という価格ですがその価値があるのか見極めていこうと思います。
https://www.aliexpress.com/store/1103478431
↑ショップリンク(Aliexpress)
JIALAI CARATのパッケージ等
それではパッケージ等を確認していきましょう。
箱からしてピカピカしています。
海外配送が荒かったのか、箱のあちこちがボコボコしてますけど海外配送あるあるなんで特に自分は気にしません。
デザインはシンプル故にかっこいいですね!
裏面はイヤホンの情報。
インピーダンス32Ω、感度106dB/mWという情報から鳴らしにくい部類のイヤホンだと想像できますね。
箱を開けるとピカピカしたイヤホンがお目見えします。
販売ページの写真ではそうは見えませんが、とにかく光り輝いてます。
アルミニウム合金ということで軽さの中にも光り輝く美しさがあるということでしょう。
その分、指紋や皮脂汚れが目立つので眼鏡拭き用のクロスなどでピカピカを保っていきましょう。
中身はケーブルとイヤピ2種、マニュアルとイヤホンケースです。
セット的には標準かなと思います。
きれいなイヤホンなのでお手入れ用のクロスが入ってたらより良かったと思います。
メガネ拭きみたいなクロスであれば良いですね
イヤホン本体の見た目
標準ケーブルと付属イヤピ(AET08?)にて撮影してみました。
ライトを当てるとほんときれいに輝いてくれますね
付属ケーブルが黒系なので銀色ピカピカなイヤホン本体との見た目の組み合わせは良いですね!
この付属ケーブルは細くて被膜がやや硬いので長時間耳掛けで使うとちょっと痛くなる方もいるかもしれません。
鏡にしては小さいわねと仰るうちのドール姫様です。
顔が反射するほとなので筆者のおっさん顔が写りこまないようにするのが終始大変でした
ちなみにJIALAI CARATはかなりコンパクトなイヤホンです。
同社のイヤホンがこれの他にリリースされていないので、今回依頼してくださったNICEHCKさんのTopguyを比較として置きました。
かなり厚みとしては薄いので、金属筐体によくある残響感みたいなものはほとんど感じません。
上からのアングル。
やはり筐体全体が小さくてコンパクト。
イヤホンが大きいとうまく使えない人にもこれならばしっかり合ってくれそうです。
ただ後述しますが、イヤピのサイズ感がいつもと違う事になる方もいるかもしれません。
装着感に関しては小さい分、負担も小さくて非常に良いです。
CARATの音質傾向
IE2019はいわゆるハーマンターゲットカーブの2019年版ですが、それを手本にしているようです。
とはいえ、けっこう違いを感じるグラフのように思えます。
箱出し時はなかなか暴れる音だなと思いましたけど、メーカー推奨の50時間エージング後はまとまった感じがしました。
弱ドンシャリに落ち着くイメージでしょうか。
調和がとれた音質に変貌して驚きましたが、このイヤホンの特徴はリケーブルでしょうか。
ケーブルの線材による音の変化の傾向が乗りやすいように感じました。(※これ重要)
自分は全体的な解像度を向上させ、低域と中低域を中心に伸ばしてくれるNICEHCK SuperBlueをチョイス。
音に関しては標準ケーブル、イヤピ6種も使いましたが個人的にリケーブル等をした結果も合わせて載せておきます。
再生機:FIIO R7(ゲイン:HIGH 音量:38~40、Amazon:53)
ケーブル:NICEHCK SuperBlue(4.4mm)
イヤピ:FIIO HS18(中域を更にフォーカスさせて、イヤホンの特性を活かす)
その他:SILVER HARMONIZER 6.3mm
低域は力強さとキレの良さがあります。
とはいえ、低域に特化しているタイプではありませんが弱点にはなりません。
寒色系でさっぱりとしてるので音の厚みはそれほどでもないです。
小気味良くズンチャズンチャと僅かな振動と共に低域部分を盛り上げてくれます。
そのせいかリーズナブルなイヤホンに多い低域を盛りすぎてその音が中低域や中域への影響を与えるってこともほとんどなく、分離感の良さで男性ボーカルも埋まる事なくはっきりと聴こえてくれます。
チタンコートなのでしっかりエージングしてあげることで味を出してくれる点はこの低域が一番分かり易いかもしれません。
中域は基本的に低域と高域と比べて前方に出てきている感じです。
なので他のイヤホンでは埋もれがちになる男性ボーカルもしっかりと前に出てきて聴こえます。
周波数のグラフ上は凹んでいるように見えるのですが、この前に出ている感じのおかげか聞いてみると思った以上の減衰を感じません。
いわゆるモニター系のイヤホンとは違うように感じます。
聴いてて一番特徴的なのがこの中音域でした。
なのでイヤピが合わないと余計に音が乱れるので自分にしっかりフィットするイヤピを探さないとこのイヤホンの実力は真に発揮されないように思います。
この音域においての定位感や解像度に関しては1万円付近のイヤホンとしては文句なしですね。
高域はDLCらしさの伸びがあってキラキラ感を感じさせてくれるのが特徴ですね。
寒色系に多いいわゆる刺さる部分に関しても刺激が強い部分はグラフでも分かるように抑制はされてはいますが、リケーブルの影響が大きいので高域系イヤピや高純度な銀メッキ線などでは刺激が強くなりがちです。
値段が1万円くらいということで、5000円くらいのイヤホンと比べて明確にこの高域部分のきれいさに差がありますね。
低価格なイヤホンほど高域は音が荒くなり細っていきますが、低域と同じくらいしっかり出てます。
中域が前に出ているように聞こえてその背後に低域や高域がいるように聴こえるので音場に関しては広く、左右だけではなく奥行も感じられます。
箱出し状態で付属ケーブルだと低域と高域が中域により近い感じがしてごちゃ付く感があるのですが、しっかりエージングを行ったCARATは分離感が向上してより中域が
前、低域と高域は後ろ!っていうカラーが強くなったと思います。
それと全体的に解像度が高く、もうちょっとだけ値段が上の製品として出されても分からないくらいに良い製品だと感じました。
イヤピは6種類試しました。
自分だけではないと思うのですが、このイヤホンはイヤピのサイズが通常と違いました。
基本的にワンサイズ上のものを使用してます。
サイズ変えてないのは1種類のみ。(FIIO HS18)
AZLA SednaEarfit XELASTEC II(左奥、L)
AZLA SednaEarfit XELASTEC(右奥、L)
final Type-E(真ん中左、L)
FIIO HS18(真ん中右、M)
付属平型っぽい(左手前、大)
付属AET-08?(右手前、L)
個人的な評価メモ(★MAX5)
解像感:★4.5
音場:狭☆☆☆★☆広
以下、このイヤホンはイヤピ環境の差が大きく、あくまで自分にはって事で。
多分それぞれで大きく違うと思います…
(XELASTEC II)
低域:★4.0
中低域:★4.0
中域:★4.5
中高域:★4.0
高域:★4.0
音量+2。
HS18の次に良かったです。
(XELASTEC)
低域:★3.5
中低域:★4.0
中域:★4.5
中高域:★3.5
高域:★3.0
音量+1。
中域がフォーカスされるけど、他が弱くなりがち。
(final Type-E)
低域:★4.0
中低域:★4.0
中域:★4.0
中高域:★4.0
高域:★3.5
平均的に聴こえる。
(FIIO HS18) 👑
低域:★4.5
中低域:★4.5
中域:★5.0
中高域:★4.0
高域:★4.0
今回、一番の高評価。
イヤホンの特性を見事に活かしてる。
(付属平型っぽい)
低域:★2.5
中低域:★3.0
中域:★3.5
中高域:★3.5
高域:★3.5
低域が弱くなる分、中高域寄りな音に。
疲れにくいが面白みも減る。
(AET-08?)
低域:★4.5
中低域:★4.0
中域:★3.5
中高域:★3.5
高域:★3.5
低域~中低域がしっかり出る。
中域がほんの僅か後ろに行く。
イヤピ選びが大切!
CARATのメリット
◎美しいシェル
アルミニウム合金のシェルは音同様にキラキラしてるので見た目が非常に良い。
けれど皮脂汚れも目立つので清潔さを保とう。
◎とにかくボーカルへのフォーカス
いわゆるモニターライクではなくボーカルにフォーカスされたイヤホン。
特に男性ボーカルとの相性が良い。
男性ボーカルがちょっと弱いんだよなぁと思う楽曲もCaratで聴けば前に出てきてくれるかも。
女性ボーカルとの相性も○。
楽しい音源に。
○装着感は良い
小さい筐体なので装着感は良い。
長時間使用しても耳が痛くなりにくい。
○リケーブルを多数所持の方はリケーブル遊びが楽しい
既にケーブルを多数所持してる方はリケーブル遊びが楽しめる。
素直に線材の特性が活きるので。
△の項目にもリケーブルについては触れるが、コストが増える点でということを念頭に。
(以下は留意点)
‐-サイズが小さい本体によってイヤピのサイズが変わるかも
これは人それぞれなので何とも。
自分は基本的にM~MLなのだけどFIIO HS18以外は全部Lサイズじゃないと合わないという問題が生じた。
イヤピのサイズが揃ってない方には場合によってはデメリットになる可能性も。
‐-高インピーダンス、やや低い感度
環境がそれなりにあれば問題ないけど、やや音量が取りにくい印象。
他のイヤホンに切り替える際に音量に注意。
CARATのデメリット
△基本的にはリケーブル推奨
バランス接続環境じゃない人も基本的にリケーブル推奨。
このケーブルだとイヤホンの実力は残念ながら発揮しきれない。
迷ったらJIALAIさんが実質アップグレードケーブルとして売り出してるAzurebayを買うのもあり。
コストが嵩むけど、リケーブルとイヤピは他のイヤホンにも応用できるのであると便利。
改善が必要な点もありましたが、今後改善していくというお約束をいただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボーカルを楽しく聴きたいイヤホン
という感想を持ちました。
1DDというのは不思議なもので、ドライブ1個なのになんでこんなに個性が出るんだろう?っていつも思います。
最近はハイブリットも多いですけど、DD1発という潔さを最初の1本に出してきたJIALAIさんには正直驚きました!
これで1万円ほどならかなり強い商品だと思います。
イヤホン沼にはまって、3本目とか4本目くらいにチャレンジするのに良い一本かもしえません。
最近はスターターキット的存在の格安イヤホンセット、格安多ドラが例のメーカーさんから出てますからそこから一歩先へ行くイヤホンって感じですかね。
商品リンク
↑Amazon
↑Aliexpress(NiceHCK Audio Store)
最後に読んでくれた皆様に感謝の気持ちでこっそり企画を。
賞品はNICEHCK EB2S 3.5mm 緑です。(PRO版じゃないです)
配送に関してはクロネコヤマトの匿名配送予定です。
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この記事を最後まで読むと?の文言があるポストが目印になります。
締切は2024年5月15日です。
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