昨夜、『リボルバー』を読了。

ここ数日、寝る前の読書が楽しみだった。

「今日はどこまで読めるかな」とページをめくる時間が、一日の終わりのご褒美になっていた。

だから読み終えてしまった今は、ちょっとした喪失感。

 

ミステリーなのに、「犯人は誰だ?」というドキドキだけでは終わらない。

芸術や人の想いがじんわりと心に残る物語だった。

 

 

 

 

印象に残ったのは、主人公が大量の資料を読み込み、少しずつ謎に近づいていく場面。

読んでいるうちに、自分の学生時代へタイムスリップしていた。

 

大学の図書館で、ゼミや卒業論文の資料を探しては、「これだ!」と思う文章を見つけて喜んだり、うまく言語化できずに頭を抱えたり。

 

……ちなみに私は国文学科だったのに、言語化が超苦手。

そのうえ当時は読書嫌いという、なかなか致命的な学生だった(笑)

この話は長くなりそうなので、また別の機会か違う媒体で書こう。

 

 

 

 

そして、『リボルバー』を読んでいて思わず声が出た。

作中に『月と六ペンス』のことがさらっと出てきたのだ。

「あっ、それ、本棚に積読してある!」

数年前に買って、「いつ読もうかな」とタイミングをうかがっていた一冊。

しかも、そのときはゴーギャンをモデルにした小説だなんて知らずに買っていた。

本棚に並んでいる本同士が、あとになってつながる。

こういう瞬間が、たまらなく面白い。

一冊読み終えると、次の一冊が待っている。

「あ、この本は今読むタイミングだったんだ。」

そんな発見があるから、読書熱はどんどん上がっていく。

 

 

 

ゴッホもゴーギャンも、壮絶な人生を歩んだ画家だ。

苦しみや孤独ばかりが語られるけれど、その一方で、描くことに夢中になり、喜びを感じた時間もきっとあったはず。

だから私は思いたい。

二人の人生は決して平坦ではなかったけれど、絵を描き続けた人生は、幸せだったのだと。

 

さて、今夜から『月と六ペンス』を読もう♪

積読だった一冊が、ようやく私を呼んでいる。