先日の社員総会第1部で伝えた子会社化戦略について。


http://ameblo.jp/realworld/entry-11237523399.html




リアルワールド社長のBLOG-社員総会


2011年11月9日にスケールする新規事業創出特化型子会社の「リアルコア」設立。

http://ameblo.jp/realworld/entry-11076915313.html


2011年12月26日にアジアNO1のネットポイントサービス提供企業を目指し

シンガポールにアジアのHUB拠点として「REALWORLD ASIA」設立。

http://ameblo.jp/realworld/day-20111226.html


2012年1月には「仙台支局」を設置。事業の立ち上がり状況を見て子会社化予定。



また5月中にはインドネシア支社「SITUS KARUNIA INDONESIA」を正式に開設。

同じく5月に営業子会社、8月には札幌子会社化を進めます。




子会社化戦略を推進していく目的は大きく3点。



1.グループとしての新たなカルチャー創出


 これまでマーケティングと仕組作りに拘り、成長出来てきたが、

 今後、リアルワールドが500億に向け成長していくためには

 現在のポジショニングでは中途半端。


 クライアントに対しては、代理店を介しての取引が多く、クライアントニーズを汲み取りにくい。

 また利用者に対しては、サービス提供をしているものの課金収益はまだまだ低く、

 自社商品に対し個人からお金を回収できる程の状態にはない。


 今後、大きく成長していくために、クライアントニーズを精緻に知ること、

 また利用者からお金をもらえるだけのプロダクト力を組織として持つ必要がある。


 つまりリアルワールドは、クライアントや利用者からもっと育てていただく必要がある。


 今ないノウハウ、カルチャーを生み出すにあたり、

 現在の組織全体を変えて行くには時間が掛り過ぎる。


 100人の組織に10人を入れて変えようとするよりも

 100人とは別で10人の組織を作り、グループとして補完したい。


 そのためリアルワールド共有軸を持ちつつも、

 部分最適でスピーディに新たなカルチャーをグループとして吸収していく



2.自立性のある組織体制構築と機動力向上


 グループ内の子会社がグループ外の企業に劣っている場合、

 リアルワールドではグループ外の企業をパートナーとして選んでもらいたい。

 「グループだから」という発想では、依存関係を生み出し、市場の中で勝ち抜けない。

 同じグループ内だからこそ、依存関係なく必要性を感じ合い市場に勝てる組織体としたい。


 また全体合理性の判断を重視するのではなく、

 ミッションにより各子会社が自立し、主体性を持った機動力高い

 意思決定と執行を行える状況としたい


 財務も切り分けることで事業単位での危機意識を高め、

 曖昧なことを徹底排除する状態としたい。



3.採用と育成と社員満足度向上


 現在のリアルワールドブランディングでは採用できない層の人材を獲得したい。


 また創業期から言っていることではありますが、1組織で人数を多くするよりも

 複数の組織に分けることで、1人あたりの組織や事業に対する満足度を向上したい。


 また経営者という立場に立てる人材が増えることで

 広く高い経営視点を持ったい人材を育成したい。


これらの目的から、やる理由はあってもやらない理由はない。



その上で、各責任者をご紹介。


リアルワールド社長のBLOG-社員総会


まず初めに東南アジア全体の責任者となる村松龍仁


昨年11月のアジア視察の際にお会いし、縁あって当社に入社いただきました。


某上場企業でタイやシンガポールで現地法人を代表取締役としても0から立ち上げた経験があり、

ASEANでの暮らしも10年近く、現在はシンガポールに在住。


現地の方々への権限委譲を大切にチームビルディングされており、

人柄もよく、当社理念にも共感いただき、これまでの経験を如何なく発揮してもらう上でも

今回のアジア展開に参画してもらうこととなりました。


当面はシンガポール拠点「REALWORLD ASIA」をHUBとし、事業展開も仕込みつつも、

まずはインドネシア「SITUS KARUNIA INDONESIA」

オフショア及び事業展開のチームビルディングに注力してもらいます。



リアルワールド社長のBLOG-社員総会


続いて入社して丁度1年が経とうという池永正宏


彼には入社面接時からリアルワールドに営業文化を根付かせることを求め続けています。

会社の正式名称は「リアルなマーケティング」と迷った結果、

最終「株式会社リアルマーケティング」で決定。5名体制で5月9日に設立します。


商 号:株式会社リアルマーケティング

資本金:1000万円

設立日:2012年5月9日


代表取締役社長 池永 正宏

取締役 菊池 誠晃

取締役 東本 和人

監査役 久須美 卓三



当社のあらゆる商材を販促するハウスエージェントで、時代に逆行している動きにも見えますが、

当社のPC及びスマートフォンにおけるメディア効果は高く、それらを自ら直接売らない手はない。


多くのベンチャー企業はプロダクト力(課金モデル)、営業力で立ち上げっている中で

当社は特有の立ち上がり方をしていますが、今後を考えると会社として強い営業力は確保したい。

またネット代理店の市場動向の変動が激しいため、市場変動にしっかり適応し、

クライアントニーズからの改善、商品・事業開発を強化してたい。


単純に収益を高めるだけの存在ではなく、ニーズを集約し、

求められる事業、求められる商品を生み出す情報を集める場所としたい。


リアルワールド社長のBLOG-社員総会

リアルワールド本社の取締役でもあり、札幌ラボの責任者でもある中村大介


札幌には中村マネジメントのもと、札幌の強みがあり、

本社から札幌に移したことで伸びた事業も多い。


一方、組織規模や得意分野の違いから、組織作りや社内制度にも相違が出ており

札幌組織がいち組織として自立し、挑戦してもらった方が、札幌らしさがより活き、

機動力持って成長できると判断しました。


そのため現在の事業成長を見極めたうえで、今年8月に子会社化を予定しています。


ちなみに社名は未定。




今期に入るにあたっても子会社化戦略については伝え、既に5社を立ち上げることとなりましたが、

社数以上に、それぞれの役割が十分に機能するよう、しっかりと立ち上げて行きたい。


その上でも、上記3名の活躍が見ものです。新卒から子会社社長が生まれる日も待ち遠しい。