どこにでもよくあることだが、
一番くだらない議論は、言った言わない。
幼稚な議論。



要約、当社はここを脱する文化を生み出せつつある。


近頃の私の口癖。
「この目的は何なの?」


あたり前に、目的を達成するために
目標があり、数字もある。



最近では目標に対する進捗管理は
社員自ら方法論を生み出し報告してもらう。


この時に、与えられている目標の目的を
しっかり理解していなければ、
論点を外した無意味な管理シートが上がってくる。
そのシートをつくる時間がもったいない。


逆にしっかり理解していれば
そのシート一枚で判断するに十分な
判断指標が備わっている。
ともなれば全てが円滑にスピーディに進む。


また目的を理解していれば
目標数値も単角的な設定でなく
より多角的に、立体として捕らえられている。


ここで大切なことははじめの時点。


目的を伝える側は、
目的をよりわかりやすく
情報をできる限り精査、整理してしつこく伝えること。


逆に受け止める側は、
目的を理解、納得するまでしつこく聞くこと。
本質を抑える力を鍛えることにも繋がる。


目的を達成するには、目標を設定した上で、
まずはやらなければわからないことがたくさんある。


しかしやっていく中で次に大切なことは
目的に合わせ、目標を変えていくこと。
適応していくこと。



これができる組織は強い。



目的と役割をひとりひとりが自覚し
その中で自らの目標を変え、
適応、最適化していく。


ここで幼稚な組織だと
「言った言わない」でもめることが多い。
あげくの果てには
言った言わないの証拠を見つけるために
多くの時間を費やす。


目的は保身的であると達成することが難しい。


こうなってしまうと

変えるためにかなりのエネルギーと時間が必要になる。
そして機会損失になり、最終的にその事業が立ちゆかなくなる。


倒れかけている多くの大企業に言えることだろう。



まとめると以下の通り。


1.目的の把握
  ↓
2.目的に応じた指標設定(目的の要素分解)
  ↓
3.目的達成のための指標の目標設定
  ↓
4.実行!
  ↓
5.実態に基づいて目標を適応、最適化、変える。



シンプルに言うと、トライ&エラー。仮説と検証の繰り返し。



当社は今、目的と役割に基づいた
本質論で仕事を進められるようになった。


この本質論は仕事に関わらず、
人生を楽しむ上で大切なスキル。


私自身、まだまだ甘く
世間知らずだったり、
立ち振る舞いできていない点が多いが
もっともっと本質を知る深い人間になれるよう
焦らずにひとつひとつ吸収、成長していきたい。