安倍晋三や橋下徹はなぜ教育界の支配を目指すのか 「戦争への教育」政治=哲学に調教されてきた人類 世界の人口を調整するためにⅡ

とにかく我々大衆は政治家に騙されやすい。

いまアメリカの「デフォルト」で世界が大騒ぎになっている。私はオバマがアメリカ大統領に就任したとき、バラク・オバマは人々を貧しくするために支配者たちから送り込まれた、新訳聖書で予言されている「黒い馬」であると書いた。

大衆が貧しくされれば生活がすさみ、犯罪や戦争に奔ることは歴史が証明している。 
安陪晋三が解雇特区の新設や派遣無期限化を目指しているのも、孫正義や渡邉美樹などのごく一部の経営者たちだけがさらに金持ちになり、私たち国民がご飯も食べられなくなる戦前の暮らしを取り戻すためである。

 

現に安陪晋三は「(戦争のできる国を)取り戻す!」と叫び続けているではないか
それは安倍晋三が出版した本で「美しい国」と呼ばれている。

 

映画「ハリーポッター」において、

ダンブルドア校長が飼っているフェニックスが燃えて消えてしまったとき、

「美しい!実に美しい!」と感嘆する。

 

それは、フェニックスとは古代フェニキア王国のことなのだが、

そのフェニキアの都市で、

当時、地中海世界の貿易で巨額の富を貯えていたカルタゴは、

イタリアに勃興してきたローマ帝国とのポエニ戦争で敗北し、

自ら火を放ち、消えていった。

ダンブルドアはその潔さを言っているのだ。

そして、その後は国家ではなく、

姿を消す透明マントを纏った神ヘルメスとして、

または、新しい救世主教の教主として、

ローマ帝国を時には内部から、

そしてゲルマニアという背後から襲い掛かることになる。

ハンニバルは戦争の神、オーディン・ヴォ―ダンとして祀られるようになったのだった。

今でも地中海世界に住む人口の17%が、

古代フェニキア人の血を受け継いでいることが、

近年、発表された。

フェニキア人は生きていた。

ただし、二度と国家を滅ぼされないよう、

様々な国家や民族に紛れて。

ヘルメスは古代ギリシャにおいて、

人間を騙す神、盗賊の首領として知られている。

そして、様々な策略や、宗教、貿易などを用いて、

少数精鋭による強力な都市国家群を形成していた。

話しは逸れたが・

 

―以下「国家」プラトン著 岩波文庫より引用ー

「つまり、まず第一に、そのような状態に置かれた囚人たちは、自分自身やお互い同士について、自分たちの正面にある洞窟の一部に火の光で投影される影のほかに、何か別のものを見たことがあると君は思うかね?」

「いいえ」と彼は答えた、
「もし生涯、頭を動かすことができないように強制されているとしたら、どうしてそのようなことがありえましょう」

「運ばれているいろいろの品物については、どうだろう?この場合も同じではないかね?」

「そのとおりです」

「そうすると、もし彼らがお互いどうし話し合うことができるとしたら、彼らは自分たちの口にする事物の名前が、まさに目の前を通り過ぎてゆくものの名前であると信じるだろうとは、思わないかね」

「そう信じざるえないでしょう」

「では、この牢獄において、音もまた彼らの正面から反響して聞こえてくるとしたら、どうだろう? (彼らのうしろを)通り過ぎてゆく人々の誰かが声を出すたびに、彼ら囚人たちは、その声を出しているものが、目の前を通りすぎてゆく影以外の何かだと思うかね?」

「いいえ、けっして」

「こうして、このような囚人たちは」とぼくは言った、「あらゆる面において、ただもっぱらさまざまな器物の影だけを、真実のものと認めることになるだろう」

「どうしてもそうならざるをえないでしょう」と彼は言った。

「では、考えてくれたまえ」とぼくは言った。

「彼らがこうした束縛から解放され、無知を癒されるということが、そもそもどのようなことであるかを。それは彼らの身の上に、自然本来の状態へと向かって、次のようなことが起きる場合に見られることなのだ。

彼らのひとりが、あるとき縛めを解かれたとしよう。そして急に立ち上がって首をめぐらすようにと、また歩いて火の光のほうを仰ぎ見るようにと、 強制されるとしよう。

そういったことをするのは、彼にとってどれもこれも苦痛だろうし、以前には影だけを見ていたものの実物を見ようとしても、目が眩んでよく見定めることができないであろう。

そのとき、ある人が彼に向かって、 『お前が見ていたのは、愚にもつかぬものだった。

しかし、今は、お前は以前よりも真実に近づいて、もっと実在性のあるものの方に向かっているのだから、前よりも正しく、ものを見ているのだ』 と説明するとしたら、彼はいったいなんと思うかね?

そしてさらにその人が、通り過ぎてゆく事物のひとつひとつを彼に指し示して、

それが何であるかをたずね、むりやりにでも答えさせるとしたらどうだろう?

彼は困惑して、以前に見ていたもの[影]のほうが、いま指し示されているものよりも真実性があると、そう考えるだろうとは思わないかね?」

「ええ、大いに」と彼は答えた。

「それならまた、もし直接火の光そのものを見つめるように強制したとしたら、彼は目が痛くなり、向き返って、自分がよく見ることのできるものの方へと逃げようとするのではないか。

そして、やっぱりこれらのものの方が、いま指し示されている事物よりも、実際に明瞭なのだと考えるのではないだろうか?」

「そのとおりです」と彼。

「そこで」とぼくは言った。 「もし誰かが彼をその地下の住まいから、粗く急な登り道を力ずくで引っぱって行って、太陽の光の中へと引き出すまでは話さないとしたら、

彼は苦しがって、引っぱって行かれるのを嫌がり、そして太陽のもとまでやってくると、目はぎらぎらとした輝きでいっぱいになって、いまや真実であると語られるものを何ひとつとして、見ることができないのではなかろうか?」

「できないでしょう」と彼は答えた。「そんな急には」

「だから思うに、上方の世界の事物を見ようとするならば、慣れというものがどうしても必要だろう。 ーまず最初に影を見れば、いちばん楽に見えるだろうし、つぎには、水にうつる人間そのたの映像を見て、後になってから、その事物を直接見るようにすればよい。

そして、その後で、天空にあるものや、天空そのものに目を移すことになるが、これにはまず、夜に星や月の光を見るほうが、昼間太陽とその光を見るよりも楽だろう」

「ええ、当然そのはずです」



プラトンがソクラテスに言わせているこれらのことが、秘密結社「フリーメイソン」の三階級を意味しているということを理解できる人はそういないだろう。

世界政治という「影」だけを見ているのが我々大衆である。

それがフリーメイソンの「徒弟」階級に入社すると、水に影ではなく、「水に映った実像」を見ることができる。

そして「職人」の階級に上がると、水に映った実像ではなく、「実像そのもの」を目にすることができる。

そして最後の「親方」の階級まで上がると、「この世のものではない」と言われる、上方世界、すなわち「神の領域」を目にすることができるというのだ。


-ただし、悪霊の住む上方世界の-


その上方世界にもさらに階級があり、フリーメイソンでは30階級以上にならないと明かされないように、最初は月や星の神々を知り、そして最後に万物の父である太陽について知るというのだ。

 

ー太陽を悪魔の仲間入りさせるのは止めてくれー


実際、ギリシャ神話のアポロンは厄病神として知られている。

人間界に戦争や疫病を起こす神であるが、実際の太陽はそのような悪しき存在ではない。

ー仮に太陽の波動エネルギーがHAARPで利用されているとしても、それは太陽自身の行為ではなく、そのエネルギーを悪用する悪しき者共による犯罪であるからだー

地球上のすべての生命は太陽の存在なくして生まれてくることはなかったのであるから、太陽は人間の肉体を生み出した父であることは理解できる。

ただ、聖書に書かれているような悪しき悪魔でも、ギリシャ神話やメイソンが崇拝するような悪しき神でもない。

フリーメイソンになり、最上級まで上り詰めれば、この世の影ではなく、世界で実際に行われてきた真実の歴史を知ることになるであろう。

 

それは、プラトンが言うように、世界を動かす人間どもと、その仲間しか知らないことであり、大衆に知られてはならない「政治のからくり」であるのだ。

それにしても、プラトンの書物に登場するソクラテスの会話の相方は、毎度のことながらソクラテスが話を進めるにあたり、都合のよい相槌しか打たない。

その理由は、この問答集が、実は本当にソクラテスとその弟子たちによる哲学問答であったのではなく、あくまでもプラトンの創作による演劇の台本であるという理由による。

この問答の場にプラトン自身は居なく、プラトンはソクラテスの話を直接聞いていない。

さらに、ソクラテスの話を誰も速記していたわけでもなく、もちろん録音などされているわけがないから、ここに書かれていることは、のちにプラトンがすべて創作した哲学問答なのである。

プラトンの師であるソクラテスは後にアテナイにおいて死刑を宣告される。その理由は「ソクラテスは罪を犯すものである。彼は青年を腐敗せしめか国家の信ずる神々を信ぜずして他の新しきダイモンを信ずるがゆえに」というものであった。

人間の生ける生命ではなく、死や霊こそが「真の生」であるとして、人間を死に向かわせたソクラテスは古代ギリシャにおいて正しくも断罪された。

ところが、その悪しき哲学がルネッサンスにメディチ家によってヨーロッパにもたらされてしまう。

 

以来、このプラトン哲学は欧米の支配者たちの精神の中心を担う学問であるとされ、「植民地」や「戦争」における人間殺しを正当化する「口実」として使われてきた。

人間の肉体が塵から生まれ、悪しき悪魔によって魂を吹き込まれた「悪」であるとする哲学が、世界政治の根幹を支えてきたのである。

 

ソクラテスとプラトンという悪魔が、数千年の時を超えて人間界を支配する時代が開始されたのだった。

そして悪魔の時代は現代も続いている

 

プラトンに限らず、哲学は至高の学問とされているのである。

「国家」はプラトンという悪霊が書いた「魔道書」である。

大衆は騙されやすく、哲学と聞いただけでもう何もかも理解できず、ただ頭を垂れてしまう。

プラトンの主張は読めば少しも難しくなどない、人間世界を良くすることが目的ではなく、人間の霊を上方世界に帰すという、明確な目的をもって書かれた書物なのである。

ゆえに「国家」は魔道書なのであり、「聖書」同様、人間社会に戦争を持ち込む役割を果たしている。