これもさてはてメモ帳さんが保存してくれていた記事。
参考にしてください。
汝自身を知れ 戦争の真実 魂の救済を口実とした人類の間引き
「汝自身を知れ」、これは古代ギリシャのデルフォイの神殿の入り口に刻まれていた、ギリシャ哲学者たちの根本思想である。
その哲学思想が神殿の入り口に掲げられていたと言う事実が、宗教と哲学の一体性を示している。
―宗教から徹底的に神秘性を取り除けば哲学となる。
マルクスの資本論は、新約聖書で約束された地獄の黙示録を徹底的に脱聖化したものだー
という説を見たことがあるが、似たようなものだと思ってもらえればいい。
デルフォイの神殿から降される「アポロンの神託」は絶対的命令だった。
たとえ、それが「戦争」という命令であっても、命令を実行しない守らない者には必ず疫災が訪れ、
人々は渋々その命令に従わざる得なかったという記録が残されている。
以下ミルチア・エリアーデ「世界宗教史4」 柴田史子訳 ちくま学芸文庫より引用ー
アレキサンドリアのクレメンスによって伝えられているヴァレンティヌスの信条は、
人は、「われわれは何であり、われわれが何になったか、われわれがどこにいて、われわれはどこに投げ込まれているか、われわれはどのような目標に向かって急いでおり、誕生とは何か、そして再生とは何か」 を学ぶことによって、救いを得ると説いている。
ウパニシャッド哲学やサーンキヤーヨーガ学派や仏教ーこれらは、
人間の堕落の最初の原因を論じることを意図的に避けているーと違って、
グノーシス派によって教えられた救いを得るための知恵は、
とくに「秘密の歴史」(より正確には、イニシエーションを経ていない者には明かされない歴史)、
すなわち世界の起源と創造、悪の源、
人間を救うためのこの世に下った聖なる救済者の物語、超越的な神の最終的な勝利、
-歴史の結末と宇宙の消滅の中に表現されるであろう勝利ーの啓示の中に存在するのである。
―引用終わりー
フリーメイソンも「秘密の歴史」を持っている。それはメイソン等だけが知っている世界の「真の歴史」、
先日、フリーメイソンに加入したと言う高須克弥がテレビでフリーメイソンについて語っていた。
高須が言うには、坂本竜馬もフリーメイソンだったという、ただしかなり下の。
フリーメイソンでは階級の上下は絶対だから、
グラバーが主催したイニシエーションによってメイソンに入社した竜馬は、
欧米メイソンの画策する日本の欧米化、
つまり欧米植民地主義政策を日本に植え付け、アジアを荒らさせるという計画(それは完全に実行された)、
アジア人が互いに憎しみ合い、殺しあうため、
日本を「獣」とするための秘密の計画の駒として利用された後に殺された。
秘密を知っている竜馬が、徳川幕府崩壊と明治維新が確実となったときに用済みとされ、消されてもおかしくはない。
高須が言うには、レオナルド・ダビンチもフリーメイソンであったというが、
メイソンが組織されたのは18世紀とされているので、ダビンチは正確にはメイソンではない。
ただし、メイソンの前身を成す結社員であったことが知られている。
メイソンでは、最初のメイソンはアダムであるとされており、
ノアや古代のユダヤの預言者たちもメイソンであるという。
高須らメイソンは古代から続くユダヤ神秘主義や哲学、
グノーシス主義を唱えるフリーメイソンの思想を受け継いできたものたちを、自分たちと同じメイソンであるとみなしているのであるー
「世界宗教史4」より引用
ヴァレンティヌスの信条に戻ろう。
グノーシス主義は、自己の真の存在(すなわち霊的存在)が現在は肉体に捕らわれているが、
起源も本性も神聖であるということを学ぶとともに、
かつては超越的な場所に住んでいたが、やがて下界に投げ込まれたということ、
ついには肉体の牢獄から開放されるであろうということを学ぶのである。
要するに彼は、誕生は物質への堕落に等しいが、再生は純粋に霊的なものになるということを発見するのである
ー中略ー
人間の「堕落」すなわち霊魂の受肉は、すでにディオニュソス祭儀やピュタゴラス派の神学者の思索のおもな対象であった。
それは、天国で犯された罪に対する罰であると説明されたり、霊魂やそのものによってなされた不運な選択の結果であると説明される。
ー中略ー
グノーシス派は、霊によって決定された選択の結果、エリート層を形成する。
彼らは唯一の救われる霊的存在、ないしは「精神的存在」-「完全」なもの、「王の子」-階級に属している。
リシ、サニヤシン、ヨーガ行者とちょうど同じように、グノーシス派も、社会を支配している法から自由であると感じている。
彼らは、善悪を超えたところに位置するのである。
―引用終わりー
最近、テレビでも明かされたが、
フリーメイソンの目的は「ソロモン王の神殿の建築」だと説明されている。
ソロモンは古代ユダヤ王国の三代目の王である。
当然ながら、メイソンではそのソロモンに扮した王が神殿であるロッジを支配する。
すなわち、古代ユダヤ王ソロモンに、全世界の指導者たちを従わせる。
メイソンは自分の所属する国家より、メイソンの目的を優先しなければならない―グノーシス主義者として法を超えて、
ユダヤ人の理想社会を生み出すため。
ロッジの象徴はユダヤ人の象徴である「ダビデの星」である。
それは天と地が合体した、すなわち、霊界である天と、この世である地が一体化する「大戦争」を意味する。
その時、メイソンが深く信奉するグノーシス主義の、人間の肉体からすべての霊が開放されるー時が訪れる。
グノーシス派=フリーメイソンは、国家の法から自由であると考える。
それは彼らの根本思想、原初の楽園には法はなく、人間は肉体ではなく、純粋に霊的な、すなわち神的存在であったからなのだ。
神に人間の法律が適用されることはない―