『雨垂れ石を穿つ(あまだれ、いしをうがつ)』という言葉があります。
実際に、硬い石の上に、長期間にわたり同じ箇所に、雨水などがぽたり、ぽたり、と繰り返し水滴が落ちると、いつの間にかその水滴が落ちた場所の硬い石がえぐれて、石の形が変わることがあります。
僕はこの現象を知り、人間の心にも同様のことが起こり得るのではないか、と思っています。
毎日10分でもいいから、何か自分がよいと思うことを何年も続けたら、もし難病は治らなくても、心の変容、人格の変容が起こり、いつしか、深く神様を感じられるようになれたらいいな、という願いなども込めて、僕も日々の少しばかりの聖書通読やお祈りを続けています。(もちろん、先のことだけでなく、今、聖書のみことばに触れられる恵みに感謝しながら、通読する気持ちもあります。)
僕も2012年に聖書通読を始めて、今年で12年が経とうとしていますが、時間がゆるすならば、15年、20年と、これからも聖書通読やお祈りなどを続けていきたいと思っています。そしていつかは、神様だけで満ち足りる心になれたらいいな、という、魂の夢を僕も持っています。
けれども、もしその境地に到達できなかったとしても、またそれまでの道のりの途中でも、何か困っている人に施しをさせていただくことも大切にしたいなあ、という気持ちもまた持っています。