私が記者になって一番力を入れて取材していたのが、日雇い派遣の人々。


グッドウィルやフルキャストで働き、4割以上の賃金をピンはねされ、


さらに、データ装備費や安全費などというわけのわからない名目で200~500円、


毎仕事ごとにとられていたお金。


フルキャストは、早々に返還を決めたものの、


グッドウィルは昨年まで裁判で争い、結局、


裁判を起こした26人だけが返還されることになった。



もともとそういう会社を生み出したのは、小泉総理時代の「労働者派遣法」の規制緩和によるもの。


その派遣法がとうとう改正されることになった。


4年間、この労働者派遣法の改正を願ってきた記者としては、これほど嬉しいことはない。


登録型派遣を禁止することで、ある程度期間を定めた直接雇用になるし、


明日の仕事がわからないなんて怖い日々を送らなくても済むようになる。


今日はいい日だ。


ゴールデンウィークにお盆は、普段、深夜早朝休日祝日のない記者たちがしっかり休ませてもらえる一週間。


校了を終えた翌日の朝、どんなに校了が遅くとも、記者たちは大体成田空港にいます。。。


編集と音信不通になるためです。


最近の携帯は海外でも受けることができるようになったから、電源をオフすることはできないけど。。。


一日でも飛び立つのが遅れた瞬間、恐ろしいことに、事件や大物の逮捕が起きたりします。


去年の夏休みはノリピーにやられ、早めに東京から離れたおかげで、赤坂晃逮捕からは逃れられましたが。


週刊誌記者がそんなにもうかっているという話ではなく、普段から出費が多いので、マイルが自動的にたまるのです。向こうに行ってからバックパッカーが行くような安いホテルに泊まって、安いレストランに行く。



ここで、私が海外で体験してしまったエピソードをひとつ。


おととしはヨーロッパへ行かせてもらいました。


憧れのおフランスアップ テンションは最高潮で


TGVに乗った瞬間、


ドアを開けるためのボタンを押しました。


「ひゅ~ん」


ロボットの電源が切れるときのような機械的な音が・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・列車一車両の電源を落としてしまいました叫び


もう一緒に行った人も


「何やってんの!?


と、怒っているし、乗っていた外国の方々も振り返り、私を見ています汗


数十秒フリーズしていると、自動的に? 電源が復活しました。


あれはさすがにマズイなと思いました。


あの時の皆さん、ごめんなさい。


ホンットにやばいと思いました。

“ネタ”がなくては始まらない週刊誌。


だから、記者の一番の仕事は取材ではなく、ネタ探しあせる


取材を上手にできる記者よりもドでかい”ネタ”を持ってくる方が重宝される


でもね、普通に街を歩いていてもネタなんて落ちてないんですよ、これがまた。


だから、知り合いの芸能プロダクションマネージャーとか、政治家の秘書さんとかに


なんとか理由をつけて飲み会を開く


その多くは、「良い女の子紹介しますよ~」ドキドキ


大体の男性は「いいですね! 今週のいつにしますか?恋の矢


と、ノリノリ♬


そのため、普段からどこにいってもやたら若い女の子と仲良くなろうとする私。。


はっきり言って、これがキツイ。


結局カップルが出来たり、彼らが今後につながることはないんだけど、


それでも人と人をつないだり。


人に会って、何もないところからネタを拾ってくるというのは正直キツイ。


そして、酒もキツイカゼ


「なんかネタないですかね~?」


なんて聞いても、相手は何がネタになるかわからなもんだから、


5時間も6時間も話をしてて、


「え!? それすごいじゃないですか! 詳しく聞かせてください」


ってなる。相手も、


「こんなのがネタになるの???」


って。


私も最初はわからなかったけど、毎週の生ネタ企画会議のために訓練しているうちに


わかってくるんです。


通る企画とはどんなものかを。


またしても酒びたり……


肝臓君、大丈夫!?