私が記者になって一番力を入れて取材していたのが、日雇い派遣の人々。
グッドウィルやフルキャストで働き、4割以上の賃金をピンはねされ、
さらに、データ装備費や安全費などというわけのわからない名目で200~500円、
毎仕事ごとにとられていたお金。
フルキャストは、早々に返還を決めたものの、
グッドウィルは昨年まで裁判で争い、結局、
裁判を起こした26人だけが返還されることになった。
もともとそういう会社を生み出したのは、小泉総理時代の「労働者派遣法」の規制緩和によるもの。
その派遣法がとうとう改正されることになった。
4年間、この労働者派遣法の改正を願ってきた記者としては、これほど嬉しいことはない。
登録型派遣を禁止することで、ある程度期間を定めた直接雇用になるし、
明日の仕事がわからないなんて怖い日々を送らなくても済むようになる。
今日はいい日だ。