【第44則 《禾山解打鼓》】
【本則】
禾山(かざん)が教示した。
「学を修めるを『聞』と言い、学を絶つを『絶』と言う。この二つを超えることが、真の超越である」。
僧が進み出て質問した。
僧 「真の超越とは何ですか?」。
禾山 「太鼓を打てる」。
僧 「仏法の真理とは何ですか?」。
禾山 「太鼓を打てる」。
さらに僧が質問した。
僧 「即心即仏とはさておき、非心非仏とは何ですか?」。
禾山 「太鼓を打てる」。
僧が重ねて質問した。
僧 「至高の人が来た時には、どのように導かれますか?」。
禾山 「太鼓を打てる」。
(注) 当時は、時刻の合図に太鼓を打った。
(参考)
無門関・第30則 《即心即仏》
http://ameblo.jp/muroitakashi/entry-11519960286.html
無門関・第33則 《非心非仏》
http://ameblo.jp/muroitakashi/entry-11520582994.html
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【頌】
一拽石、
二般土。
発機須是千鈞弩。
象骨老師曾輥毬、
争似禾山解打鼓。
報君知、
莫※鹵。
甜者甜兮苦者苦。
※…「漭」から「サンズイ」を除く。
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頌って云う、
一に石を曳き、
二に土を運ぶ。
発射するのは千斤の重さの弓でなければならぬ。
象骨山の先生は三つの毬を転がしたが、
禾山の「太鼓を打てる」にはかなわない。
君に忠告しよう。
そそっかしくてはダメだ。
甘いものは甘く、苦いものは苦いのだ。
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【公案の解答例】

