米国アカデミー賞の前哨戦といわれる
ゴールデン・グローブ賞が発表され、
日本でも予想以上の大ヒットとなって
いる「ボヘミアン・ラプソディ」がドラマ
部門で作品賞を受賞しました！
ＱＵＥＥＮのフレディ・マーキュリー
を演じたラミ・マレックまでも同時に
主演男優賞を受賞するなんて、誰が
予想したでしょうか？
実際、全米公開時の批評家たちの反応
は賛否両論で、決して芳しいものでは
なかったようです。ＨＩＶ感染を告白した
のはライブエイドより後だった等、史実
とは異なる点も指摘されていますが、
それら事実はフレディと同棲していた
恋人ジム・ハットンが著し、彼の死後
1994年に出版された「フレディ・マー
キュリーと私」を読んでいただければ
詳しくわかります。
（この本は、発売当初に読んでいます
が、フレディとの出会いからエイズ発症
後、自宅の日本庭園にいた錦鯉が全滅
して急に生気をなくしてしまったことなど、
身近にいた恋人でなければ知り得ない
ロックスターの心の機微が綴られており、
実に感動的でした。当時から映画化すれ
ば面白いのになあ、と思っていました）
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フレディ・マーキュリーと私
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しかし、史実と異なる演出であっても、
全米興行成績は１８０億円を超える大
ヒットです。これは、観客たちが支持し
た結果に他なりません。
日本の映画市場規模は現在、せいぜい
その３分の１から４分の１程度ですので、
50億円にも達すれば十分大成功といえ
ますが、すでに「ボヘミアン・ラプソディ」
の国内興行成績は84億円を突破（！）
しています。
公開から９週目に入りましたが、なお
も右肩上がりで、正月興行で再び１位
に返り咲く！という前代未聞の事態に
なりました。
2018年公開の洋画では、「ジュラシック
・ワールド/炎の王国」を抜いて最大の
ヒットとなることが確実だそうです。
最終的には、「ハリー・ポッターと死
の秘宝ＰＡＲＴ２」の興行成績を超え、
100億円の大台に達する見込みだと
か…。70年代にきわもの的な中傷を
受けてきたＱＵＥＥＮファンは、にわか
に信じられないでしょう。
ゴールデン・グローブ賞の授賞式では
すっかり白髪頭になったＱＵＥＥＮの
ギタリスト、ブライアン・メイも招かれ、
主演俳優と喜びを分かち合っていま
したね。
かつて、天文物理学のインテリ学生だ
ったブライアン・メイは、環境問題にも
当然、関心が深く、サンゴが群生する
海を埋め立てて滑走路を作る沖縄の
米軍基地辺野古移転について、再考
を求めるツイートをして、それが今日、
ニュースになっています。
ローラの行動が、ついにＱＵＥＥＮの
メンバーまで動かすほど、世界に拡散
し始めている（！）ということです。
「辺野古の海への基地移設が唯一の
解決策」
などという、このうえなく横暴で、誠実さ
のかけらもない回答を日本政府はいつ
まで続けるつもりなのでしょうか？
これでは屁理屈をこねて正当化しよう
とする韓国のやり方と何も変わらない
…図々しい対応がまるで一緒です。
時代に逆行した決定が世界の人々に
知られつつあることをいい加減、政府
は気づいて、気持ち良く見直すことも
時には必要なのではないでしょうか。
