肺炎再発予防の漢方 | 漢方による肺炎予防

漢方による肺炎予防

漢方による肺炎予防

「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」の再発予防に必要なことは、「のどの反射機能をよくする」「神経機能の改善」などがあげられます。 そのため、その効果が得られる漢方薬を用いて再発予防をします。 <のどの反射反応をよくする> 「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」という漢方を使用します。 この漢方により、脳の神経伝達物質を増やし、のどの反射機能が改善されたという結果があります。 <神経機能の改善> 体力がある人は、「抑肝散(よくかんさん)」と使用し、体力が低下している人は、「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」を使用します。 また、脳梗塞は誤嚥性肺炎を起こす原因の1つです。 その脳梗塞の原因は、動脈硬化です。 脳梗塞を再発すると、脳血管性の認知症になる危険性があります。 脳血管性の認知症においての症状改善にも抑肝散は使用されています。 西洋薬で再発予防すると、鎮静薬や向精神薬などが使用されます。 症状を抑えることはできたとしても、体全体の神経機能を低下させてしまいます。 そのため、誤嚥性肺炎の危険性は、高まってしまうのです。 ですから、症状を抑え、神経機能を改善する抑肝散は、誤嚥性肺炎の再発予防にとても効果的であるとされています。