お母さん、娘をやめていいですか？

こんにちは。

久しぶりの湯田佐恵子です！

先日、ＮＨＫの「お母さん、娘をやめていいですか」というドラマが終了しました。

観ていらした方もいらっしゃるかもしれませんね。主人公（役の波留）が、斉藤由貴扮する過保護で過干渉のお母さんの怪しさに気付き手放して自立するまでのストーリー。

最近は、心理学の専門家の監修をしっかりつけてリアルに描いてあることも多く、参考になりますね。

お母さんといろいろと問題を抱えている方にとっては「タイトル聞いただけでもつらくて見れません」という方もいました（笑）。

そんな中、ある会員さんからメールをいただきました。

湯田さん　こんにちは。

一昨日、久しぶりに母親に会いました。

彼女は相変わらずでしたが、何だかすごく客観的になれたというか、、少なくとも今までのように会った後の絶望感はありませんでした。

「ゆがみちゃん」や（←こちらは家族とのトラウマを赤裸々に描いたコミック）、「娘をやめていいですか」を連続で見たのも良かったです。

今まではいつも母のことが頭をよぎっていたのに…不思議です。

湯田さんのおかげです。ありがとうございます。

上記の、仮名まおさんは、入会して1～２か月目くらい。まだ数回ですが、かなり癒しの効果が進んできたようです！

入会してからすぐは、お母さまのことを思い出すだけで夜も寝られず涙が止まらなくなる、という気になるお悩みがありましたが、今はかなり回復されたようですね。

多くの方は、誰かを責めてしまうとき、自分のことも同じように強烈に責めています。

ドラマでもそうでしたが、そもそも誰もがお母さんのことは好きなのです…というか、

自分を守り育ててくれた人を、本当の意味で愛してないはずないんです。

でも、それ以上にいろんな理由があったりして…

「お母さんなんだから仲良くしなければ」

「お母さんはかわいそうだから助けなければ」

「私が我慢すればみんな楽になる」…

などと、何度も何度も自分なりの努力をして、それがうまくいかなくて…結果、初めて人は親や家族を「恨む」んです。

だから「娘でいることをやめよう」という気持ちに至るまでには、すごく努力して頑張ってもダメだった…そんな無力感や罪悪感があります。

そんな自分を責める気持ちから、仮名まおさんも夜も眠れぬ状態になっていらしたのかもしれませんね。

でも、大丈夫。傷ついた心は癒すことができます。

心が癒されると、過去からも自由になります。

さて「癒される」ということは、どんなことなのか？

それは「受け入れる」事と似ています。

おかれた状況をありのまま受け入れることができると、ありのままの自分をも受け入れることできます。

でも、焦って「おかれた状況を受け入れよう」としても、またもや激しく自分を責め立てる、あのパターンに舞い戻りしかねません。

ですから、まずは「娘をやめる」という行動をした、自分自身を許すことなんです。

言葉で言うと簡単そうですが、ひとりで「自分自身を許す」ということがとても難しかったりします。（そんな時こそカウンセリングが大事です。）

この話の続きはまた次回もやりますね！

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