社長になったのが2008年7月。
事業発展計画発表会を行ったのが、2008年9月27日。
この頃になんかすごいことが起こりませんでしたか??
そう!リーマンショックです。
リーマン・ブラザーズが経営破綻したのが、9月15日でしたね。
そうなんです。
私が社長を引き継いだ途端にリーマンショックが起こり、
いきなり未曽有の事態に襲われたのです。
なんでこのタイミング?
当社の場合は、影響はすぐに表れずに約半年後の2009年3月に売上が4割減になりました。
あの当時、ひどい会社では売上が8~9割減なんて話も聞きました。
4割減はまだましな方? いえいえ、通常なら1~2割減でも大変なことです。
4割も売上が落ちたら普通はとてもやっていけません。
でも日本中の多くの会社が売上急減に苦しんでました。
政府も何とかしなければということで、休業助成金の制度が急遽できましたね。
仕事がない分は休業をし、その休業補償として人件費の8割の助成金が出るという
ありがたい制度です。
うちの会社もなんとかしなければということで、ありとあらゆる手を模索して
ましたので、この休業補償の助成金も活用しました。
さらに教育研修をすればその分も助成金が出るということで、休んでいる
だけだともったいないので、教育研修の助成金も活用しました。
この時に経営の怖さを実感しました。
サラリーマンは職を失ったとしても収入がゼロになるだけだし、別の職を見つけることもできる。
しかし、経営はゼロならまだましで、マイナスになることもある。しかも底なし。
その時借金をしてしのいだり、経営者に私財があれば、それを会社に注ぎ込んだりします。
会社が倒産すれば、社員やその家族が路頭に迷います。
取引先にも多大な迷惑を掛けますし、連鎖倒産するようなことになれば謝って済むことではありません。
また、経営者自身も莫大な借金を背負い、再起が難しくなります。
リーマンショックでは一時的にモノが売れなくなり、各社仕入れを押さえて在庫から
出荷してました。だから注文がなくなり、極端な売上減になったのです。
1年ほどするとほとぼりも冷め、在庫もなくなって発注が戻ってきました。
1年ほどでなんとなく元の状態に戻っていったのです。
この時の経験で甘い認識がいっぺんに吹き飛びました。
最初の段階で経営者としての洗礼を受けたことは結果的によかったと思っています。