私は2008年7月に父親が創業した会社を44歳で受け継ぎ、代表取締役社長となりました。
同時に父親は代表取締役会長となりました。今の会社に入社してからは15年になります。
なぜこのタイミングになったかというと明確な理由があるのではなく、父親がもう
75歳になるので、まだ元気なうちに早く経営交代しないといけないのではという
話になったからです。
私としても、何かあってから急に引き継ぐよりも、父親に会長として見守って
もらいながら、社長業に慣れた方がいいですから。
もちろん明日からいきなり社長ってわけにはいかないので、1年ほど準備期間を
設けました。
1年で何を準備するか?
私が選んだのは、日本経営合理化協会の「地球の会」という社長塾に入ることでした。
少し前から日本経営合理化協会の牟田理事長の「実学の門」というセミナーに何回か
参加していたので、その流れでこれに決めました。
この塾は結構高額ですが、高額で長く続けているセミナーというのはそれだけの内容が
あるはずだし、それなりの人が集まると思い、思い切って申し込みました。
地球の会は毎期20社限定となっており、同門同期の絆ができます。
この決断でその後の大きな流れが決まりました。
この地球の会では何をするのかというと、簡単に言うと牟田理事長の経営哲学を
反映させながら、事業発展計画書という経営計画書を作って、経営発表会を行う
というものです。しかも、ホテルの部屋を借りて、全社員を集めるだけではなく、
金融機関や経営者仲間も集めて発表しちゃうとのこと。
まさか!?そんな。。。
そうとは知らずに入塾してしまい、人前で話をするのが苦手な私としては困惑して
しまいました。しかも、まともに経営計画書を作ったこともないし、さらに社員
のみならず外部の人にも発表しちゃうとは!
これは敷居が高いです。
聞くところによると毎年20社中半分以下の会社しか実施しないとのこと。
そりゃそうだろうなと思いました。父親にも相談しましたが、そんなこと
あまり聞かないし、する必要ないだろうとの意見。
でもかなり高額の塾なので、発表会をしないとお金が無駄になる!
でもやるのは勇気がいる。どうしよう。。。
そこで、社長塾の講師から発表会を実施するための秘訣があるとの話が!?
それは、、、
発表会の日程を決めて、ホテルを予約して、周りに「発表会やります!」って
言っちゃうこと、だそうです。そうすると引くに引けなくなりやるしかないと。
うーん、確かに。
まずやることを決めて、発表してから、事業発展計画書を作ったり、発表会の
段取りをしたり。
まず先に結果を決める。
これはその後の経営者としての考え方に大きな影響を与えてくれました。
私が発表会をするかどうかまだ決めかねているうちに、1社、2社と発表会の
日程を決めたと報告が出始めました。
悩んだ挙句、一歩足を踏み出せば何とかなるだろうと思い、地元のホテルに
予約を入れ、発表会の日程を社長塾に報告しました。
いよいよ発表会をやることになってしまった。。。
でもそれからは社長塾の内容が自分事としてどんどん入ってくるようになりました。
2008年9月27日に記念すべき「第1回事業発展計画発表会」を実施しました。
とてもとても緊張したし、社員にとっても初めてのことでしたが、何とかやりとげる
ことができました。
結果的には、やってよかった。
父親もやってよかったと言いました。
それからは毎年発表会を実施していますし、金融機関からの評価も高いです。
しかし、これだけで魔法のように経営がよくなるわけではありません。
その後の奮闘については、これから少しずつ書いていきます。
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