Homebrew 自家製ビールを作りました | Barber in New York 床屋のニューヨーク生活      since 2009

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Tomokiです。
ニューヨーク生活のことを書いていきます。

ニューヨークは春だというのにまたもや雪雪の結晶になり、こないだの水曜日は一日中降り続いていました。



日本もその頃は雪が降ったとか。




あれ、桜ガーベラが咲いたって誰かが言ってたけど??




今日は手作りビールの話。




手作りビールってサラリと言うけど!?
と感じるかもしれませんがアメリカではみんながみんな、ではありませんが結構やってる人は多いです。




ビールを手作りする事を、homebrewと言います。
日本語だと何だろ、自家醸造、かな??(笑)




日本でもビールを手作りする人はいるみたいですね!
ただ日本は法律でアルコール1%未満のものしか作れないみたいです。
アルコール1%未満のビールって…(笑)びっくり




今から1ヶ月余り前、奥さんが去年のクリスマスプレゼントにくれた「Beer Making Kit」を開け、ビール作りに挑戦しました。




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こちら、Brooklyn Brew Shopのビールキット、Chestnut Brown Aleでございます。




日本では馴染みがないかもしれませんが、エール(Ale)という種類のビールです。
前のブログでビールの種類に関して書かせてもらいました。
↓ ↓  ↓




このキットの中には、自家醸造に必要なものが揃っています。




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右上から時計周りに


-1ガロン(3.785リットル)用発酵ボトル
-温度計
-吸い上げ用パイプ
-Making Mix(ビール用の穀物)
-消毒薬と発酵ボトルのフタ
-酵母、ホップ



これといくつかの鍋、漏斗、網ザルがあればほぼ完璧、自家製ビールが醸造出来ます。




もちろん今までビールを作ったことは無いので全てが初めて。




Brooklyn Brew Shopのサイトで、各商品の作り方が載っています。




まず一通り読んだんだけど…いまいち全部でどれくらい時間がかかるのかわからない。。



とりあえず始めました(笑)




決められた分量の水を沸かし、決められた温度の70度まで温めます。


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70度まで上がったらMaking Mix(穀物)を入れてグツグツと60分煮込みます。


ただ温度を65度程度で保つ必要があるので火をつけたり消したり、そしてたまーに混ぜたり。



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60分後にこの穀物入りの液体を77度まで温度を上げ、ザルで濾します。


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右奥のザルで、煮込んだ液体のみを取り出します。この液体がビールのもとである麦汁。英語ではwortと言います。目



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濾した液体に同じく77度のお湯を足し、さらに煮込んで沸騰させます。



沸騰してからさらに60分煮込みます。
その間に2回に分けてホップを注入。


沸騰したらまず2/3のホップを入れる。


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緑のものがホップです。



40分後にのこりの1/3を入れ、20分後に火を止める。



そのあと、この麦汁を21度まで冷やします。



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下の鍋には氷水。


数回繰り返して温度を下げます。



そして温度が下がったら、発酵ボトルに入れ替え。漏斗があるとだいぶ楽(笑)



そして酵母(yeast)注入。

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酵母を入れて、ボトルをシェイク。酸素を取り入れて酵母を活性化させます。



そして二酸化炭素の出口としてボトルにパイプをつけ、常温で2、3日放置。最初の2、3日が最も発酵が活発な時みたいです。


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左の器は消毒液が入っています。



ボトルからは二酸化炭素がプク、プク、と出てきます。なんか感動照れ



ブクブク。ブクブク。液体が何やら動きます。(動画取っておけば良かった!!えーん)



2日たって動きが落ち着きました。



ボトルのキャップを交換。



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うっすらと下に酵母が沈んでいます。



ここから2週間放置したあと、ボトルに入れます。その際にハチミツも少し加え。



吸い上げパイプとボトル、そしてキャップとキャップをつける器具。(ボトルとキャップ、取り付け具は別売り)


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吸い上げに苦労しました(笑)



これはまさにサイエンス!



かなりのビールをぼたぼたこぼしながらなんとかボトルへ(笑)



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ジャーン!!



テンション上がります!!



結果8本のボトルに。こぼしちゃったから(笑)
もともとは10本の予定でした。




娘のバースデーに合わせてラベルもオーダー。


名前をそのまま載せて、「YUASA324ALE」としました。



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これはまさに黒ビール!?



黒に近いブラウンですね。



飲んでみると…




ビールだ!!!!




美味い!!!



少しアルコールが強め?な感じ。(メーカーの表示では6%だそうです)



ろ過してない分、見た目に濁りが少し。




ただこれは、初めてにしてはかなり美味い!!!



職場のバーバー達にもテイスティングしてもらいましたが、ビールにうるさい全員から合格点が出ましたチュー



今回は完成まで5週間を要しました。




大成功に終わった初めての自家醸造。




次回は夏のバーベキュー用にでも、黄色い麦ビールを作りたいと思っています。




ちなみにビールを作る際、常温発酵する場合はやはり春か秋が良さそうです。



ニューヨークの冬は、部屋の中が暖房でどうしても暑くなってしまいます。



きっと今回のビールも違う季節に作ってたら違う味になってたんだろうなー



という事で今回作った処女作は大事に飲ませて頂きます生ビール