「ゲルツ・アンシュッツ」と言葉にするとラピュタの禁断の呪文に聞こえる。
ドイツのゲルツが作ったクラップカメラだが、シャッターはフォーカルプレーンで動いている。幕を巻き上げるときわずかに隙間が開く。ゲルツはその後ツアイスにになる。このカメラは軽く折りたためるのでプレスカメラとしてかなり作られた。大正期から昭和にかけた日本の新聞社でも使われていたらしい。戦後はアメリカのスピグラに変わる。
このアンゴー手札版には、残念ながらレンズがついていない。だから安かったのだがダゴール135mmf6,8というレンズまで分かった。これから気長に探すことにする。
グラフレックス23のフィルムホルダーが加工すれば装着できそうだ。あくまで希望的観測。