”こころを磨く言葉-⑤ 安岡正篤”
『運命を変える』
立つということは、自分の精神・生活の場を一定することで、
人間、どんな性格・どんな境遇のもとでも、
先ず、年の三十にもなれば、なにかにならなければ、
或いはなにかをしなければ、納まらなくなる。
★初年期と中年期の節目に、自分の立場を確立せよ
『論語』のなかでも最もよく知られている言葉に
「吾レ十有五ニシテ学ニ志ザシ、三十ニシテ立ツ。四十ニシテ惑ワズ、五十ニシテ天命ヲ知ル。六十ニシテ耳順イ、七十ニシテ心ノ欲スルトコロニ従ッテ、矩ヲ踰エズ」
があります。
ところで、安岡は次のように人間の一生を区分しています。
※初年期・・・・・・三十歳くらいまで
※中年期・・・・・・三十歳以降から五十歳くらいまで
※晩期・・・・・・・五十歳以降
三十歳で「立つ」というのは、初年期の終わりであり、中年期の始まりにあたります。この節目に、人は世における自分の立場を確立しないではおられないということです。また、内面的にも、自分は何者であり、どういう貢献ができるのか。そういったことが自覚的に確立していく時期なのです。
