”ユダヤ格言集-②”ーラビ・M・トケイヤー
「本は知識を与え、人生は知恵を与える。」
✪知恵と知識が違うことを、現代人は忘れているようだ。100年、500年、1000年前と比べれば、人間が持っている知識の量は、厖大なものであり、途方もないまでにふえている。しかし、『タルムード』をはじめとするユダヤの古典を読むと、人生の知恵においては、かえって退歩しているようである。
ユダヤの家庭では、一週間に一日ある安息日には、家族が集まり、父が子に『聖書』や『タルムード』を教える。安息日は家族が集まる日なのだ。そこで、今日でも安息日には、ユダヤ人はめったに旅行しない。ビジネスマンも、この日にかからないように旅行する。
ユダヤ人は教育といえば、学校という公共の教育施設よりも、家庭を思い浮かべる。家庭における教育を重視するのだ。というのは、子どもたちは学校では知識を学ぶが、家庭において知恵を教えられるからである。そして、子どもたちの生活の中心は、家庭にある。
