”イチロー8年連続200本安打達成!!”
米大リーグのシアトル・マリナーズのイチローが今日3安打の固め打ちで200本安打を達成した。この記録は107年前の記録で、1900年以降では初の記録となった。イチローは日本にいたときも210本安打の日本記録と7年連続首位打者の日本記録も持っている。また今年は3000本安打も達成しており、張本の持つ3084本安打の日本記録を破るのも時間の問題である。但し、日米にまたがる記録は参考記録にしかならないので、いくらイチローが安打を打っても、張本の日本記録は破ることはできないであろう。しかし、大リーグでの記録は262本の年間最多安打とこの連続9年目の200本安打は来シーズンも打てれば新記録となる。
イチローのすごいところは、体のケアーと試合の前の準備である。十分なストレッチをして試合に臨むので、打席に立った瞬間に、100%のパフォーマンスを出すことができるのである。守備にしても、”レーザー・ビーム”の返球で3塁、または本塁でランナーを刺すことが可能なのである。それとイチローは、ケガにも無縁である。故障がないことが、これらの大記録達成に欠かすことの出来ない一大要素である。ビン・ボールまがいの球でも難なくよけることができるし、自慢の足も日頃のケアのたまものである。
イチローから内野安打を取り除いたら、平凡な打者になる。今年も50本くらいは内野安打である。年間50~70本の内野安打が打率と安打生産に貢献していることは誰も否定できないだろう。しかし、イチローの悲しいところは、大リーグ挑戦1年目を除いて”優勝争い”に絡んでいないということである。この日も2:5の負け試合である。あの4000本安打の”ピート・ローズ”が言っていたが「イチローはたしかにいいバッターであるが、彼がヒットを打つことにどれほどの意味があるのか?」
ようするに、チームの主軸でもないし、優勝争いに絡むわけでもないし、イチローはただ自分のためだけに安打を重ねているということである。日本では、張本はチームの4番として試合の帰趨を決めるヒットやホームランを打ってきた。王・長嶋・落合・山本浩・門田みんなそうである。無冠の帝王清原でさえ500本以上のホームランを打ち、チームの勝利と優勝に貢献してきた。その他大勢のチームのクリーン・アップは少なくともイチローよりは活躍してきたと言えるのである。イチローの悲しいところは、チームの勝利とはかけ離れたところでの記録である。大負けの試合でいくらヒットを打とうが試合とは関係ないのである。イチローはどちらかというとプロ好みの職人である。陰にかくれてコツコツと打つという選手である。
イチローが表舞台に立てるチャンスはあった。FA権の取得時にニューヨーク・ヤンキースに移籍することであった。しかし、保守的なイチローは慣れた環境を変えたくなかったのか、シアトルに止まった。これが残念なことであるが、イチローらしいと言えばイチローらしい。他に影響されることなく、自分の道を行くイチロー・イズムである。それはそれとして評価できるが、ピート・ローズの言った「何のためにヒットを打っているのか?」ということをイチローは自問自答してみるといい。イチローくらいの選手になれば、イチローにふさわしい活躍の場があったハズである。はるか離れた日本で大リーグの結果を見続けているイチローファンとしては、そこが納得いかないところである。

