”自民党総裁選!!”


 自民党の総裁選がにぎやかになってきた。当初の予想通り”麻生太郎”が一番に手を挙げた。”麻生太郎”は小派閥の領袖ではあるが、国民的な人気は高い。前回、前々回より”総裁候補”として、立候補しており、一番当選に近い候補と言える。


”中川秀直”も自分では出たいのだろうが、派閥(町村派)の事情により、手を挙げにくい状況である。というのは、”安倍晋三”・”福田康夫”と2代つづいて派閥より総理・総裁を出しているが、どちらも途中降板という形で3代続いて候補を出すとは言いにくい。このことは、”森喜朗”前総理がはっきりと『派閥から推薦する形は取らない』と言明している。それで、”中川秀直”は”小池百合子”を派閥の推薦という形ではなくて、派閥にとらわれない候補として”総裁候補”に推している。


”小池百合子”もまんざらではないみたいである。ここで立候補して、”総裁候補”としての”箔”をつけておけば、”麻生内閣”となった場合でも、重要なポジション(幹事長)を射止め、”麻生・小池ライン”で民主党と雌雄を決する”衆議院選挙”に打ってでれるということである。


他に”石原伸晃”・”与謝野馨”等も立候補したいようであるが、過半数の獲得はむつかしいだろう。今回の事態を招来したのは、内政・外政いろいろな問題があり、内閣が行き詰まったのである。


①自民党と公明党の連立内閣の弱さであろう。公明党が創価学会の”池田大作”の国会喚問要求で国民新党の”亀井静香”に脅しを懸けられていっぺんに腰が砕けた。国会の会期日数について自民党に抵抗した。また、3分の2条項による衆議院でのテロ特措法についての”強行採決”に首を縦に振らなかったことである。そういう事情により”福田総理”は辞任を決意し、今回の事態となったのである。公明党は”池田大作”の”国会喚問”を体を張って守らなければならないといつも考えている。このことが連立の障害となっている。


②小選挙区制度の弊害--小選挙区制の場合当選者は一人である。したがって有効投票数の51%の獲得で当選となるが49%では落選となることもある。all or nothing で死に票が多くでる。中選挙区制であればも国民の真意がより反映される。中選挙区制にも弊害はある。派閥がより強化されるということである。小選挙区制でも派閥は消えてなくならなかったのだから、メリット・デメリットを秤に掛けたら小選挙区制のデメリットの方が大きいと思える。一党支配はなかなか難しくなって来ているのだから、連立政権はやむを得まい。それなら国民の多様化した考えを投票という行為で反映しやすい中選挙区制の優位性は疑いのないところであろう。