”北京五輪-閉幕!!”
北京オリンピックは17日間にわたる全競技を終えて24日に閉幕した。悲喜こもごもの大会であったが、日本は金メダル-9個、銀メダル-6個、銅メダル-10個の合計25個に終わった。前回のアテネに比べれば低調だったが、よくやったと言えばよくやった。現在の力で言えば、これ以上は言えまい。
柔道は金メダルの数を減らしたとはいえ、国際化・レスリング化している今のポイント制では、技あり、一本勝ちで勝利するのは難しくなっている。レスリングは順当なところであろう。水泳は北島に”おんぶにだっこ”の状態で、”スーパーヒーロー”がいなくなれば、メダル獲得もおぼつかない。男子200mバタフライの松田と女子200m背泳の中村はよく頑張った。
この2種目以外では、女子ソフトボールの金メダルだけである。女子ソフトボールは”宇津木前監督”の厳しい練習がやっと”花開いた”、”宇津木前監督”は解説者でありながら、嬉しくて泣きじゃくっていた。また中国から帰化して25年間、ソフトボールにすべてをかけた”宇津木麗華”の喜びようは胸を打った。エース”上野由岐子”の1試合318球・3試合連投は伝説となった。
それに引き替え、プロ野球選手で構成された、野球は見るべきものがなかった。ケガと故障者の続出による不運はあったかもしれないが、監督・コーチ陣が手腕を発揮できなかった。”仲良し三人組”では、しよせん無理だったのであろう。
そのほか、フェンシングの”大田”は日本人初の同種目でのメダル獲得は話題になった。また、陸上競技では、ほとんど見るべきものはなかった。前評判をメディアが書き立てていたが、いずれも評判倒れであった。メダル圏内は男子ハンマー投げの”室伏広治”だけである。しかし、室伏もケガで出遅れ、5位は仕方のないところであった。トラックでは”ジャマイカ勢”の躍進には目を見張るものがあった。特に男子100m・200m・400mリレーで世界新を連発した”ボルト”はこれまでのスプリント選手の常識を覆した。驚異的な選手である。また、ジャマイカは女子100mで1位・2位・3位を独占して、”ワン・ツー・スリー”フイニッシュは圧巻であった。スプリント種目もアメリカの独壇場の時代は終わった。
バレー・バスケット・ハンドボール・サッカーも歯が立たない。惜しかったのは、男女卓球の団体戦であった。どちらも、あと一息でメダルに手が届きそうで届かなかった。女子サッカーも、フィジカルとスピードで劣る中で、4位と健闘した。バドミントンでは”オグシオ”ならず”スエマエ”がランク1位の中国人ペアを破る”番狂わせ”を演じたが、惜しくも4位であった。美人でなくとも、実力派は隠れているのである。メディアの偏向に騙された日本人は多いのである。
総じて、基礎体力に勝る”欧米・アフリカ勢”には勝てないのであるが、技術とチーム・ワークで優る種目で日本も頑張って欲しい。それにしても、”平和の祭典”が、中国で開催されたという、”歴史の皮肉さ”を感じざるを得ない。100億円掛けた”開会式”に始まり、大勢の”エンター・テナー”を集めて、何万発の花火を夜空に咲かせて、にぎにぎしい”フイナーレ”となった。次は”ロンドン”である。4年後の祭典に期待したい。
