”食の自給率”



 今朝の”サンデー・モーニング”を見た。日本の食の自給率は39%である。1961年には78%もあったのに・・・・・・・。それに、驚いたことに”米”の摂取率が半分くらいに減っているらしい。これは、アメリカによる”小麦輸出・戦略”によるものであるらしい。先の大戦中、食料増産に走ったアメリカにとって、小麦の”過剰生産”により、アメリカ国内では消費しきれない位にだぶついてしまった。それで、日本に輸出することにした。まず、”学校給食”に小麦粉によるパンを主食として提供した。それと、宣伝カーで”料理教室”で”小麦粉”と”大豆”を使うように指導した。


こういう地道な努力により、日本に”パン食”が定着した。戦後でも、私が子供の頃は学校給食以外は全て、”米食”であった。私の父母などは”パン”では力が出ないと言って、”米食”しか口にしなかった。”米食”が当たり前の時代であった。あれから50~60年が過ぎている。このアメリカの”長期戦略”により、”米食”から”パン食”へと何の疑いもなく、転換した。---それで挙げ句の果ては、”自給率”も39%のていたらくである。ヨーロッパでも、たいていの国の”自給率”は80%程度は維持している。今後、人口が増加していまの60億人から100億人くらいに増加したら、まちがいなく食料不足が起こってくる。そうすれば、食料は”戦略物資”に完全になる。


そういった、長期的な”展望”に立てば、”食料”は、軽々しく考えるわけにもいくまい。欧米では、食料生産のできる土地を”領土”として捉えているらしい。国としては”領土”を大事に考えるのは当たり前のことである。今回の、”毒入り餃子”事件も耳に新しいところである。自分の国の食料は”自前で調達”できるようにならなくてはいけない。他の部分でも”アメリカの50年殺し”が効き始めていることは、国民一人当たりのGDPが18位になったとか、子供達の”学力”が10位とか18位とかに下がったとか、”愛国精神”がなくなったとか、例をあげれば枚挙にいとまがない。外国の対日本戦略を分析して、対抗手段を考える機関が必要である。アメリカのCIA、旧ソ連のKGB、イスラエルのモサド、イギリス、中国にも諜報機関はある。日本にも”インテリジェンス”を扱う機関が必要なのは言うまでもない。