SURRENDER TO ME / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
1988年にリリースされた映画 "TEQUILA SUNRISE" の DVD が出てきたので
久しぶりに観ました。
当時テキサスにいた頃に、映画館で観たのを思い出します。
全米で公開されて、3ヶ月ぐらいだったと思いますが、僕がいた田舎でも遅れて
観れるようになりました。
確か2ドルか3ドルだったと思います。
ビックリするぐらい安いでしょ
アメリカのド田舎には遅れてやって来る分、安くなるって言う話を当時から聞いて
ました。
あと大きな映画館でやり終わったフィルムが来るので、キズが入っていたりもして
その分2ドル(当時で300円ぐらいかな)になるとかっていう話も聞きました。
田舎では最大級の娯楽だった映画が、2ドルや3ドルで観れるなんて、子供の
お小遣いで十分観れる環境がアメリカにはあるので、エンターテイナーが圧倒的に
育つのは当然だなって、納得しました。
今は AMAZON や NETFLIX など、格安でいくらでも映画が観れるようになった
ので、その恩恵たるや、昔のオッサンには計り知れないです
さてさて
この "TEQUILA SUNRISE" は、当時の MEL GIBSON が、まだまだアメリカでは
それほどの大きな予算が集まる映画に出ることはなく、どちらかと言うと並み程度
の予算の映画に出ていた頃に、とうとう "MAD MAX" 以来のドル箱になった映画
"LEATHAL WEAPON" がリリースされ、世界中でヒットし MEL GIBSON の時代が
来た中この "TEQUILA SUNRISE" は、"LEATHAL WEAPON 2" との間で制作され
た超黄金期の映画です。
美しい MICHELLE PFEFFER と 男っぽい骨太な KURT RUSSELL が共演した最高
傑作だなってことをあらためて思いました。
3人ともまだ若いので、懐かしいのと、この映画の描写のカッコよさは別格です。
3人の関係を描写したシーンが深いです。
好きなシーンや美しいシーンが、たくさんあります。
MEL GIBSON もいいですが、何と言っても、KURT RUSSELL がカッコいいです
男っぽい骨太な役がピッタリな役者の1人です。
役者としては圧倒していて、アメリカらしいハリウッドスターだなって思います。
ちなみに
この制作の撮影(カメラワーク)が、アカデミー賞の BEST CINEMATOGRAPHY
にノミネートされています。
書きたいことが山のようにありますが、この辺りでやめます(笑)
とにかく
この "TEQUILA SUNRISE" は MEL GIBSON の映画の中では、大好きな映画です。
お時間あったら観てみてください。
さてさて、まだまだ書きたいことがあって(笑)
この歴史的な最高傑作 POWER ROCK BALLAD の "SURRENDER TO ME" です。
当時はサントラも購入しましたが、先にカセットシングルを購入して、テープが
壊れるぐらい聴きました(笑)
何んと言っても
当時ロックのメインストリームに戻ってきたばかりの CHEAP TRICK のボーカル
ROBIN ZANDER と 同じく少し前に、ロック界に復活した HEART のボーカル
ANN WILSON との DUO が最高です。
この DUO を実現させたは、この頃超多忙で、引っ張りだこだったプロデューサー
の RICHIE ZITO で、ロック界の永遠に残る傑作バラッドを残してくれました。
この大人のロック "SURRENDER TO ME" は全米6位 のヒットになりました。
この頃のロックは良かったなぁ
驚異的なハードロック旋風が吹き荒れた時代で、ハードロックファンには最高の
時代だったなって思います。
そしてそして
気付いていない人たちが多いのですが、この曲を作曲提供したのがこの頃デビュー
からの快進撃が続いていた若き天才 RICHARD MARX です。
彼が他のアーティストのために提供して、大ヒットさせた曲が無数に存在しますが
その中の1曲最高傑作ロックバラッドが、この "SURRENDER TO ME" です。
RICHARD MARX 自身も LARA FABIAN との DUO でレコーディングしました。
この曲を聴くたびに TEQUILA SUNRISE の色々なシーンを思い出します。
ちなみに
このシビレるギターソロは、特にこの頃アメリカで最も忙しいギタリストだった
DANN HUFF です。
この曲が当時の最強のミュージシャンたちが集まって、制作されたことが分かり
ますね
MY DREAM IS STILL ALIVE
ROUGH BOY