【開催報告】第173回リーラボいわてで紹介された本 | 読書朝食会 "Reading-Lab" =岩手=   

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岩手でも読書会を広めよう!

第173回の読書会を開催しました。
こんにちは、小笠原純子です。

今月も、全国あちらこちらからご参加いただき、11名での
読書会となりました。
ご参加くださった皆様、本当にありがとうございます。

さて、今月の読書会でSさんが
『先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち/

金間 大介』という本をご紹介くださいました。
本の内容としては「ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい」という若者が増えているということ。
ここでSさんが、「皆さんの周りの若者たちはいかがですか?」と尋ねられました。そうしますと、グループの皆さんが、思い思いにそれぞれの知見を語られます。

また、別の参加者のTさんの順番になった時、Tさんは『白い巨塔/山崎豊子』をご紹介くださいました。この時は「メインの登場人物として、 ヒューマニストな医師(ドラマでは江口洋介)とどこまでもクールな医師(ドラマでは唐沢寿明)が登場します。皆さんはどっち派ですかね?」と質問されました。

読書会では、紹介者が本を紹介した後に、なんとなくそこから派生するゆるいトークを皆でするのですが、こんな風にとあるテーマについて、明確に皆さんに尋ねてみるのも面白いなと思いました。

 

日頃考えていることについて、本に絡めて皆さんにずばっとお尋ねしてみる、そのような参加もまた楽しそうだなと思ったところです!


ちなみに今回私がご紹介した本は
(1冊目)『生まれが9割の世界をどう生きるか
遺伝と環境による不平等な現実を生き抜く処方箋/安藤寿康』

遺伝と環境は約50%ずつ影響するが、環境が人に及ぼす影響も遺伝的素質に左右される結果、ざっくりと生まれが9割の世界となるそうです。同じ物差しで人を測らず、遺伝的素質を生かして生きていこう、という本です。

(2冊目)『オールアラウンドユー/木下龍也』
あなただけのために歌を詠むサービス(11,000円(税込))、を開始し短歌を詠み続けたことが話題となっていた歌人の第三詩集。
この歌人が歌を紡ぎだすとき、他を寄せ付けないほどの集中や苦しみのなかにあり、その姿が私には息を吞むような静寂を体感させてもらいました。
この静寂を、皆さんにも体感していただけたらと思いご紹介しました。
ちなみに私がとっても気に入った歌は
「詠み終えてややふっくらとした本にあなたの日々が挟まれている」です。
これからもこんなふうに暮らしていきたいです。

さて、以前より告知しておりましたとおり、

いよいよ11/19は内田樹先生の講演会です。
内田先生の言葉に夢中になっていくと、どんどん頭の中が整理されていって、この上ない幸福感に包まれます。どんなお話を聞けるのか本当に楽しみです。

次回の読書会については、間もなく康人さんから告知があります。
お楽しみに♪
また次の読書会でお会いしましょう!
今月もありがとうございました!

 

今月ご紹介いただいた本は、以下のとおりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上となります。