平成22年口述試験を終えて・・・ | 海事代理士試験研究センター (ReaL海事代理士講座)

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皆さん、こんばんは。

本日の口述試験、本当にお疲れさまでした!
今年は受験者数が増加したこともあり、グループによっては遅い時間帯まで掛かったようです。
遠方からお越しの受験生の方々には、僅かな試験時間のために割かれた時間を考えますと、
現在の試験制度(全国1会場)にも、そろそろ限界が来ているように思います。
何はともあれ、今日はゆっくりと疲れを癒していただきたいと思います。

さて、今回の口述試験ですが、まだ正式に出題例が公表されていないため、
はっきりとしたことは申し上げることが出来ませんが、受講生の方から寄せられている
情報を総合しますと、船舶職員及び小型船舶操縦者法や船舶安全法について、やや難解な
設問が多いように感じたとのことでした。

ここ数年、特に船舶安全法の出題が安定していないことが、受験者の不安を煽っていますが、
落ち着いて見ると、船舶法や船員法では過去問に類似した出題がなされていることが分かります。

どの科目(法律)から、口述試験がスタートするかによっても変わってくると思いますが、
難しい(と感じる)問題や分からない問題があっても、あまり気にすることなく、
分かる問題を確実に答えていく、若しくは自信のない問題でも喰らい付いていく気持ちが
大切です。

口述試験の場合、担当試験官によっては答えた内容で問題が無いかどうか、表情やニュアンスで
返してくれるようなケースも多く寄せられています。
(実際に当センターのスタッフが受験生のときも、そのような試験官に当たったことがありました。)
こうしたやり取りも含め、口述試験の醍醐味とも言えるでしょう。

また、出題傾向を見ていきますと、近年は「その場で考えさせる」問題や、
「過去問をアレンジした」問題が散見されるようになってきました。
これらは、『現場思考力』や『応用力』を試している問題でもあると言えますが、
他の法律系国家資格(行政書士試験等)でも、同様の趣旨を持った問題が多くなって
きていることを踏まえれば、海事代理士試験においても例外は無いと考えられます。

当センターとしても、平成23年合格目標講座では、過去問演習を中心とした学習スタイルを
維持しつつも、近年の出題傾向に対応すべく、筆記試験で問われた内容などを含めて、
さらに口述試験対策を強化して参りたいと思います。