皆さん、こんばんは。
ReaL専任講師の一条です。
申し訳ありません・・・。
昨日の更新で、既に合格発表が行われていたにもかかわらず、間違った情報を掲載してしまいました。正しくは14日金曜日に国土交通省のHP及び官報にて公表されております。お詫びして、訂正させていただきます。
http://www.mlit.go.jp/kokkasiken/kaidai/kaidai_.html
さて、平成19年海事代理士試験の実施状況は以下の通りでした。
出願者数 397 名 (筆記試験免除者17名含む)
<筆記試験>
受験者数 303 名
合格者数 166 名
受験者の平均正答率 62.0%(合格基準は60.0%以上)
<口述試験>
受験者数 179 名 (筆記試験免除者16名含む)
合格者数 145 名
受験者の平均正当率 69.0%(合格基準は60.0%以上)
まず、出願者数ですが、前年比32名増となっており、減少傾向に歯止めを掛けたばかりか、過去10年間で最高の出願者数を記録しています。(手元の資料にある範囲では、過去最高と思われます。)
また、受験者数についても、前年比59名増と高い受験率(約76%)となり、平日実施の試験としては大いに健闘していると思います。このため筆記試験における平均正答率も60%を超えましたが、それでも合格者数が166名と増加したのは、受験生全体のレベルアップが進んでいることを裏付けているのではないでしょうか。
口述試験も、受験者数179名(前年比38名増)と大幅に増えており、平均正答率も69%と7割に迫る勢いでした。具体的な採点基準が示されている訳ではありませんので、あくまでも予想になりますが、設問内容が昨年と同様であれば、やはり受験生のレベルアップが大きく影響していると考えます。
次年度以降は、筆記・口述ともに全体の70~75%前後の正答率を得られるように学習を進めていく必要があります。合格基準が絶対評価ではなく、受験生全体の正答率を含めた相対評価となる以上、完全な競争試験となります。1問でも1点でも多く、得点できるような底力を身に付けておきたいものです。
最終的な合格者も145名と昨年比35名増となりました。最終合格率は(合格者/受験者)47.9%と、従来に比べて高くも低くもありませんが、受験者数が大幅に増えたことは、次年度以降も推移を見守る必要があるかと思います。
ただ、いずれにせよ海事代理士試験に合格するために必要な学習範囲は、あくまでも過去問重視です。試験日までに出来るだけ多くの回数をこなせるように、またミスが目立つ法律や苦手な分野は早めに克服することが合格への近道となります。
ReaLでは、今年の過去問を精査の上、平成20年に向けて更なる取組みを進めていきたいと思っております。